多くのアウトドアブランドから新幕が登場した2020年。グランピングやソロキャンプなど野営スタイルも多様化しました。更にコロナウィルスの影響もあり、野外活動に注目が集まった年でもありました。
2021年は、今のところ2020年のような新幕ラッシュの兆しはなく、現時点ではそれ程多くの発表は出ていませんが、年明けに照準を合わせてきたブランドからは徐々に新幕の発表が始まっています。
残すところ1ヶ月となった2020年。現時点での2021年新作テントをブランド別に紹介しましょう。
2021 新作テント
2019年から活発化したキャンプブーム。そして新たなブランドやガレージブランドにも注目が集まった2020年。キャンプ市場においては今までにないほど多種多様なギヤが並びましたが、人気のギヤはたちまち欠品するという状況にもなりました。
2021年においてもその状況は変わらず、新たなギヤを考えているならば早めの情報収集と決断が必要になると思われます。
それでは2021年発売予定の新作テントをブランド毎に確認しましょう。
Coleman/コールマン 新作テント
コールマンからは人気の3つのテントに新たな仲間が増えます。コストパフォーマンスも魅力的な3種を紹介しましょう。
Coleman / コールマン
タフスクリーン2ルームハウス/MDX
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人気の2ルームテント「タフスクリーン2ルームハウス」の新モデル。寝室側にもクロスポールを採用したことで、建て易く過ごし易い空間が得られます。リビングには大きなメッシュパネルとベンチレーションを備えるため夏でも熱気が籠ることはなく、冬場の隙間風はスカートがしっかり防ぐ4シーズン活躍するテントです。

定価:¥61,819 +税
幕サイズ | W560×D340×H215cm |
インナーサイズ | W300×D250×H175cm |
生地 | 75Dポリエステルタフタ |
耐水圧 | 2,000mm |
収納サイズ | Φ32×74cm |
重量 | 17.0kg |
(画像出典:Coleman)
Coleman / コールマン
ツーリングドーム/LX+
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ダークルームテクノロジーを採用したコンパクトテント「ツーリングドーム」に、新たに追加されたワイドサイズの新モデル。携帯性は保ちながらも室内の広さを確保したLX+なら、荷物を収納してもゆったりと過ごせます。シンプルな構造で設営し易いため、ビギナーでも簡単に設営出来るテントでしょう。

定価:¥20,728 +税
インナーサイズ | W210×D180×H110cm |
生地 | ポリエステル |
耐水圧 | 3,000mm |
収納サイズ | Φ21×49cm |
重量 | 5.7kg |
(画像出典:Coleman)
Coleman / コールマン
エクスカーションティピーⅡ/325
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ワンポールで設営出来るティピー型テント「エクスカーションティピー」に、コットンのような肌触りと速乾性に優れるテックスファイバー生地を使用した新モデルが登場。フライのみでも設営出来るため、テントとしてもシェルターとしても利用できます。

定価:¥21,637 +税
幕サイズ | W385×D325×H200cm |
インナーサイズ | W325×D230×H200cm |
生地 | テックスファイバー |
耐水圧 | 1,500mm |
収納サイズ | Φ19×60cm |
重量 | 6.2kg |
(画像出典:Coleman)
LOGOS/ロゴス 新作テント
ロゴスからは多くのテントが登場します。今回はその中で新たな特徴が光る3種類のテントを紹介しましょう。
LOGOS / ロゴス
トラッドソーラー ジオデシックドーム-BA
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耐風性に優れるジオデジック構造を用いたドーム型テント。UV-CUT率99.9%以上、遮光率100%のトラッドソーラーコーティングをフライシート内部に施すことで、夏場でも室内温度の上昇を防ぎます。十分なベンチレーションシステムとスカートを備えるため、過酷な環境下でも使えるテントに仕上がっています。

幕サイズ | W410×D455×H200cm |
インナーサイズ | W390×D335×H185cm |
生地 | 難燃性バルキーポリタフタ |
耐水圧 | 2,000mm |
収納サイズ | 75×33×33cm |
重量 | 15.0kg |
(画像出典:LOGOS)
LOGOS / ロゴス
Tradcanvas VポールTepee400-BA
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V字型フレーム構造で居住性を確保したティピーテント。フライ単独での使用も可能なため、シェルターとして使用することも出来ます。ポールが少ない分、設営撤収が素早く行えるのも魅力のひとつです。

幕サイズ | W400×D445×H230cm |
インナーサイズ | W400×D345×H215cm |
生地 | 難燃性バルキーポリタフタ |
耐水圧 | 2,000mm |
収納サイズ | 70×25×25cm |
重量 | 10.0kg |
(画像出典:LOGOS)
LOGOS / ロゴス
Tradcanvas リビング・DUO-BA
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2人用サイズのツールームテント。全高が180cmあるため圧迫感が少なく、出入りがし易い特徴を持ちます。ゆったりとしたソロキャンプにも丁度良い広さで、バイクへの積載も可能です。

幕サイズ | W220×D420×H180cm |
インナーサイズ | W210×D140×H160cm |
生地 | 難燃性バルキーポリタフタ |
耐水圧 | 2,000mm |
収納サイズ | 60×20×20cm |
重量 | 5.4kg |
(画像出典:LOGOS)
QUICK CAMP/クイックキャンプ 新作テント
シンプルながら輝きのあるギヤを手掛けるクイックキャンプからは、大型のトンネル型テントが新登場します。注目度の高いアイテムなので、早速チェックしましょう。
QUICK CAMP / クイックキャンプ
ARMADILLO / アルマジロ
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ダイナミックレンジのトンネルテント。大人も気兼ねなく行き来できる室内の広さと、開放感抜群の大型メッシュパネルが特徴です。オールシーズンに対応するようスカートも完備。インナーテントはもちろん、グランドシートも付属するオールインワン仕様にも拘らず、驚きのコスパテントです。

定価:¥64,900
幕サイズ | W660×D340×H200cm |
インナーサイズ | W330×D220×H190cm |
生地 | ポリエステル |
耐水圧 | 3,000mm |
収納サイズ | Φ40×65cm |
重量 | 14kg |
(画像出典:QUICK CAMP)
tent-Mark DESIGNS/テンマクデザイン 新作テント
ムササビウィングやサーカステントで人気のテンマクデザインからは2種類のテントが登場します。近年人気が上がってきたロッジ型テントと、ソロでもグループでも使えるツーポールシェルターで、どちらもテンマクらしい特徴的なテントです。

テンマクとOUTINGとのコラボ幕。カントリー調にぴったりな雰囲気と肌触りのポリコットンを採用したロッジ型テントで、3面に備えられた格子窓も特徴のひとつ。外観の魅力と共に室内から望む風景は、ミグラテールならではの眺望でしょう。サイドウォール付きのタープが備わっているところも嬉しい仕様です。

定価:¥79,800 +税
幕サイズ | W353×D232×H210cm |
生地 | TC(ポリコットン) |
収納サイズ | 68×36×20cm(本体) 68×20×20cm(ポール) |
重量 | 26kg |
(画像出典:tent-Mark DESIGNS)

JACOB LOGGEVEENとのコラボ幕。シックな色合いとビジュアルが魅力的だが、機能面でもしっかり作り込まれたオールシーズンに対応するツーポールシェルターです。ソロでもグループでも使える汎用性の高い幕です。※インナーテントは別途準備が必要です。

幕サイズ | W468×D468×H234cm |
生地 | ポリエステルオックス210D |
収納サイズ | 58×22×22cm |
重量 | 8.47kg |
(画像出典:tent-Mark DESIGNS)
ROBENS/ローベンス 新作テント
ドイツのブランド「ローベンス」からは、アドベンチャーレンジに位置するファミリー層向けのテントが一新され、従来より人気の高いダブルドリーマーの他、新たにウルフムーン、イーグルロックを加えた3種のラインナップになります。
シリーズ全種においてカラーリングが変更され、従来のライトブラウンからサンドとグリーンのツートンになります。モダンでありながら緑に溶け込む様な雰囲気は、ヨーロッパらしい色使いでしょう。
また合わせてポリコットンを採用したTCモデルも同時にラインナップしており、近年のグランピングを意識したモデルチェンジも行われているようです。
2021年で大きく変革してきたローベンスの中で、今回は3シリーズそれぞれにひとつずつピックアップして紹介しましょう。

人気の高いツールームテント「ダブルドリーマー」の新モデルです。従来モデルから構造的な大きな変化はありませんが、カラーリングが変更され雰囲気が一新しました。フロアは一体型となるため、冬場の隙間風対策や虫対策として効果的です。4人用サイズの他、5人用サイズとTCタイプもラインナップします。

定価:£ 580.00
幕サイズ | W445×D240×H185cm |
インナーサイズ | W215×D220×H175cm |
生地 | 75Dポリエステルタフタ |
耐水圧 | 5,000mm |
収納サイズ | 72×31cm |
重量 | 11.62kg |
(画像出典:ROBENS)

新たにラインナップしたウルフムーンは、従来のキャビンとダブルドリーマーを合わせたようなツールームテントです。大きな正面入口に設けられたひさしとサイドウォールが効果的に風雨を防ぎ、両サイドに設けられた入口からは自由な出入りとレイアウトを可能にします。ウルフムーンにも4人用と5人用サイズの他、TCタイプがラインナップします。

定価:£ 799.99
幕サイズ | W545×D300×H210cm |
インナーサイズ | W225×D280×H200cm |
生地 | 75Dポリエステルタフタ |
耐水圧 | 5,000mm |
収納サイズ | 75×35cm |
重量 | 16.0kg |
(画像出典:ROBENS)

8人用サイズの大型3ルームテント。多人数での使用や冬場のお籠りスタイルで活躍しそうな大きなリビングスペースが特徴。こちらは6+2人用サイズのみとなりますが、ポリエステル生地とポリコットン生地の2種がラインナップします。

定価:£ 1,000.00
幕サイズ | W675×D340×H220cm |
インナーサイズ | W225×D320×H190cm,W130×D200×H210cm |
生地 | 75Dポリエステルタフタ |
耐水圧 | 5,000mm |
収納サイズ | 78×42cm |
重量 | 22.9kg |
(画像出典:ROBENS)
snow peak/スノーピーク 新作テント
スノーピークからはロッジ風の大型シェルターが登場します。スノーピーク史上最大クラスの広さを誇るシェルターであり、スノーピークとしては初となるロッジ風シェルターです。スノーピークの新しい形を見てみましょう。
snow peak / スノーピーク
グランベルク M/L
スノーピーク初となるロッジ型の大型シェルター。サイズはMとLの2種類で、どちらも専用のインナーテントが用意されているためシェルターとしても2ルームとしても利用出来るテントです。大きな特徴は両サイドの鋭角に立ち上げられたウォールです。ウォールが鋭角なため雨天時でも開放することができ、梅雨時期などでも空気の入れ替えが苦になりません。天気や季節に影響されずに団欒を楽しむことが出来るテントでしょう。
(画像出典:snow peak)
ogawa/小川 新作テント
小川からは4つのポリコットンT/Cテントが登場します。
ひとつは小川のベストセラーテントでもあるアポロンのT/C版です。どっしりと構える風貌となんとも言えな開放感の二面を合わせ持つアポロンがポリコットン生地になって登場します。更に2020年に登場したオーナーロッジ タイプ52Rとタッソの2幕もT/C版が登場します。
もうひとつ、新たにロッジタイプの大型シェルターがT/C生地で新登場します。今回はこちらをピックアップして紹介しましょう。

美しく無骨な骨格をベースとするカントリー調のロッジ型シェルター。T/Cの質感と色合いがフォルムにしっかりマッチしていて、落ち着いた上質な仕上がりになっています。全面にメッシュパネルが設けられているため、夏場でも快適でしょう。アクセスは両面から行え、正面にはポーチ、背面には張り出しルーフを備えます。フロアレスなシェルターですが、別売りのシートとインナーを取り付けることで2ルームや3ルームテントとしても使用することが可能です。

幕サイズ | W520×D225×H205cm |
生地 | ポリエステル(ルーフ) T/C(幕体側面) |
耐水圧 | 1,800mm(ポリエステル) 350mm(T/C) |
収納サイズ | 82×32×34cm |
重量 | 19.6kg |
(画像出典:ogawa)
2021年の新作テントは今後もどんどん発表されると思います。この記事では新たなテントの発売情報が入り次第、1年間継続して更新しますので、新幕を検討している方はこまめにチェックいただければと思います。
また、人気のテントは早々に売り切れる可能性も高いので、新幕を検討の方は早めにチェックして購入までの計画を立てておくことをおすすめします。