美しいフォルムで大きな空間を快適なスペースへ作り替えるツーポールシェルター。
時に開放的に、時にひっそりとたたずむ洋館のように、様々なスタイルでアウトドアを楽しむことが出来ます。
天候やシチュエーションに合わせて豊かにアレンジが楽しめるのもツーポールシェルターの魅力です。
今回は遊べるギアの代表格でもあるツーポールシェルターを紹介しましょう。
ツーポールシェルターの特徴と魅力
ツーポールシェルター(ツインポールシェルターとも呼ばれる)は、2本のポールがフライを支える構造のシェルターです。
稜線形に広がる幕が大きな空間を美しく囲い、多人数を収容できる広いスペースを作り出します。
中でも魅力的なのはセッティングアレンジの多さです。
2本のポールを中心に広がる幕は、巻き上げたりアップライトポールで跳ね上げることで開口部や空間の拡張が行えます。
開口部や跳ね上げ方は千差万別で、同じ幕でも独自のスタイルを表現でき、また天候や雰囲気に合わせて臨機応変にセッティング出来る、いつまでも遊べるギアです。
ツーポールシェルターの広い室内は団欒スペースとしてはもちろん、コットやインナーテントを設置して寝室と兼用したり、ロッキングチェアーとサイドテーブルでプライベート空間にしてみたりと、人数やシチュエーションに適したスタイルを作り出せます。
更にツーポールを二股型のポールに置き換えればポールによるデッドスペースがなくなり、より室内空間を自由に広く使うことが出来ます。
(画像出典:ogawa)
シェルター毎にオプションのレパートリーが異なるため、気になるセッティングがある場合は必要なオプションの有無を確認しておくと良いでしょう。
厳選 ツーポールシェルターの紹介
それではおすすめのツーポールシェルターの紹介です。
NEMO / ニーモ
ヘキサライト6P
HEXALITE 6P

バリエーションも豊富で、いずれも派手さはないが落ち着いた雰囲気を作り出し、ナチュラルな時間を素のままに過ごす玄人好みの幕です。
狭いサイトでも使用でき、且つ軽量である中型サイズも魅力的です。
アウターサイズ | W561×D470×H226cm |
ファブリック | 150D PUポリエステル |
重量 | 約7.0kg |
備考 | 専用二股ポール:別売り 専用インナーテント:なし |
(画像出典:NEMO)
tent-Mark DESIGNS / テンマクデザイン
ブラックサミットGG8
BLACK SUMMIT GG8

裾のペグ用ループ位置を変更することで裾の隙間が調整出来るため、シーズンに合わせた設営が可能です。
機能面でもしっかり作り込まれており、ソロでもグループでも使える汎用性の高い幕です。
アウターサイズ | W468×D468×H234cm |
ファブリック | ポリエステルオックス210D |
収納サイズ | 58×22×22cm |
重量 | 約8.47kg |
備考 | 専用二股ポール:なし 専用インナーテント:なし |
(画像出典:tent-Mark DESIGNS)
Luxe / ルクセ
ツインシェルター
Twin Shelter

出入口は両サイドと正面に限られ、アレンジが出来るような切り離し部もアウターには備えられていません。
代わりにスカートと煙突ポートが備えられ、寒い冬でもしっかり室内を温める事が出来るシェルターです。
アウターサイズ | W500×D260×H160cm |
ファブリック | 185t ポリエステル タフタ PUコーティング |
耐水圧 | 2,000mm |
収納サイズ | φ54.5×60cm |
備考 | 専用二股ポール:なし 専用インナーテント:別売り |
(画像出典:USIDE.NET)
CAPTAIN STAG / キャプテンスタッグ
CSクラシックス キャンプベースUV

白が映える美しい外観と共に様々なセッティングバリエーションを手軽に楽しめるため、初めてのツーポールシェルターとしても優秀なシェルターです。
アウターサイズ | W680×D380×H220cm |
ファブリック | ポリエステル |
耐水圧 | 2,000mm |
収納サイズ | 72×23×24cm |
重量 | 約14.7kg |
備考 | 専用二股ポール:1本付属 専用インナーテント:付属 |
(画像出典:CAPTAIN STAG)
ogawa / 小川
ツインピルツフォーク T/C
Twin Pilz Fork T/C

他幕にないサイドドアパネルが、フルクローズ時のアクセスを快適にします。
様々なスタイルに対応する充実のオプションも魅力のひとつです。
アウターサイズ | W630×D355×H210cm |
ファブリック | T/C(ポリコットン) |
耐水圧 | 350mm |
収納サイズ | 65×35×30cm |
重量 | 約10.1kg |
備考 | 専用二股ポール:別売り 専用インナーテント:別売り |
(画像出典:ogawa)
snow peak / スノーピーク
ランドステーションL
Land Station L

開口部の多さと折り畳まれたサイドウォールが様々なセッティングバリエーションを生み出す。
2色をラインナップするランステの中でも、自然の中で凛と映えるアイボリーカラーはラグジュアリーなキャンプスタイルを演出します。
高い品質に加え、天候、雰囲気、気分に合わせた楽しみ方を味わえるシェルターです。
アウターサイズ | W885×D510×H210cm |
ファブリック | 150Dポリエステルオックス |
耐水圧 | 1,800mmミニマム |
収納サイズ | 76×28×33cm |
重量 | 約8.9kg |
備考 | 専用二股ポール:なし 専用インナーテント:別売り |
(画像出典:snow peak)
LOCUS GEAR / ローカスギア
ソリス・シル
Soris Sil

高い撥水性とテンショニングを持つ極薄のシルナイロンが、少ない開口部でも多彩なセッティングアレンジに対応し、張り心地から爽快感を与える。
最小限の機能の中でも最高の空間を作り出せるのがソリス・シルの特徴です。
アウターサイズ | W600×D300×H185cm |
ファブリック | 30Dシルナイロン |
収納サイズ | Φ17×47cm |
重量 | 約1.87kg(ポール、ペグ除く) |
備考 | 専用二股ポール:なし 専用インナーテント:別売り |
(画像出典:LOCUS GEAR)
National Geographic / ナショナル ジオグラフィック
ハイドアウト
HIDEOUT-DAC

クローズスタイルとオープンスタイルだけでなく、プライバシーを確保しつつ風を流せる数少ない高機能幕。
独特な色合いと幾何学的な形状にも関わらず、きれいに自然に溶け込む様はスタイリッシュなキャンプスタイルにおすすめです。
アウターサイズ | W760×D480×H220/240cm |
ファブリック | ポリエステル リップストップ |
耐水圧 | 1,500mm |
収納サイズ | W80×D30×H30cm |
重量 | 約12.5kg(ポール付き重量) |
備考 | 専用二股ポール:なし 専用インナーテント:別売り |
(画像出典:NEWTEC JAPAN)
Helinox / ヘリノックス
タクティカル Tac.フィールド6.0

これによりフルクローズ時でも多くの荷物やキャンパーを収容できるため、悪天候時の使い勝手に優れます。
更にフロントパペル部分に高い遮光性のコーティングが施されているため、夏場の日差しもしっかり遮光し幕内の温度上昇を抑えます。
全天候に対応する頼れるシェルターです。
アウターサイズ | W600×D450×H250cm |
ファブリック | 75Dリップストップポリエステル |
耐水圧 | 1,500mm |
収納サイズ | W72×D30×H27cm |
重量 | 約8.7kg |
備考 | 専用二股ポール:なし 専用インナーテント:なし |
(画像出典:A&F COUNTRY)
ZANEARTS / ゼインアーツ
ギギ-2
GIGI-2

フルクローズでもしっかり換気が行えるよう下部にもベンチレーターが備わっています。
オプションのインナーテントはシチュエーションに合わせてアレンジが可能で、タープとしてもテントとしても適応性の高いシェルターです。
アウターサイズ | W750×D400×H220cm |
ファブリック | 75Dシリコーンポリエステルリップストップ |
耐水圧 | 1,500mm |
収納サイズ | W72×D20×H25cm |
重量 | 約7.5kg |
備考 | 専用二股ポール:なし 専用インナーテント:別売り |
(画像出典:ZANEARTS)
NORTENT / ノルテント
コイエ7
Koie 7

寒さに強いシルナイロンを用いたアウターには冷気の侵入を防ぐスカートが完備され、室内を温めるためにストーブ用の煙突ポートも備えられています。
寒い季節を想定しているため開口部は限られていますが、シンプルな佇まいに北欧ならでは美しいデザインが映えるシェルターです。
アウターサイズ | W485×D325×H185cm |
ファブリック | Ripstop silnylon 40D,260T |
耐水圧 | 3,000mm |
収納サイズ | 61×26cm |
重量 | 約5.9kg |
備考 | 専用二股ポール:なし 専用インナーテント:別売り |
(画像出典:NORTENT)
優れた居住性と共に様々なセッティングスタイルが楽しいツーポールシェルター。
生涯遊び倒せる幕ですが設営には広い敷地が必要です。
キャンプ場選びではサイトの広さを忘れず確認しましょう。