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【使い方も解説】ホワイトガソリンが使えるシングルバーナー9種

Outdoor Gears

燃焼系のギアはキャンプに雰囲気と趣を与えてくれる欠かせないものです。
静かに燃えるアルコール機器から激しく燃焼するガソリン機器など、燃料や機器の構造により個性も豊かです。

中でもホワイトガソリンを燃料とするバーナーは、安定した火力とガレージ感のバランスが良く、初めて手にする燃焼系ギアとしておすすめです。

今回はホワイトガソリンを燃料とするおすすめのシングルバーナーと、ガソリンバーナーの使い方を紹介しましょう。

ホワイトガソリン機器の特徴

ホワイトガソリンは石油製品のひとつで、一般的な車の燃料であるガソリンに比べ、純度が高く添加剤の少ないクリーンな燃料です。
不純物が少ないため燃焼時のススの発生が抑えられ、また揮発時にもべたつきがほとんど残らない特徴を持ちます。

ENEOS / エネオス


ホワイトガソリン18L

8,050

(画像出典:Rakuten)

ホワイトガソリンを燃料とする燃焼系ギアには、今回紹介するガソリンバーナーやガソリンランタンなどがありますが、いずれもクリーンな燃焼系を持つためメンテナンス頻度が少なくて済み、更にガソリン系の力強い出力を特徴とします。

より扱い易い燃焼系機器としてガス機器がありますが、火力ではホワイトガソリンに軍配が上がり、特に冬場の寒冷地でも安定した出力を維持できるのはガソリン機器の特徴です。

ガソリンバーナーの扱い方

ガソリンバーナーの特徴としては、安定した高い火力の維持があげられます。

低温下やドロップダウンによる出力低下のあるガス機器に対して、どんな条件でも確実に火を保てるのはガソリンバーナーの強みです。
しかしガスバーナーと比較した場合には取扱いに知識が必要で、またポンピングやプレヒートと言った使用するための一手間が発生します。

ポンピングとは

ポンピングとは、空気入れで自転車のタイヤを膨らませるように、燃料の入ったタンクに空気を入れ、加圧する作業です。

多くのガソリン機器では、このポンピング圧により燃料がタンクから燃焼部へと送られる構造になります。

また、燃料が少なくなってきたり、気温が下がってくるとタンクの内圧が落ちてきますが、再度ポンピングをすることでタンク内を加圧し直すことが出来るため、ガソリン機器では燃料が切れるまで高い出力を維持することが可能です。

但しガソリン機器全てが同じ構造ではなく、バーナーによってはポンピング構造がない機器もありますのでご注意ください。

プレヒートとは

プレヒートとは、ホワイトガソリンを気化させるための熱量を準備するための予熱作業です。

ホワイトガソリンを完全燃焼させるためには、液体の状態ではなく、気化したホワイトガソリンを燃焼部に届ける必要があります。

液体のホワイトガソリンを気化させるためには十分な熱量が必要で、燃焼している状態では燃焼熱を利用して液状のホワイトガソリンを気化させていますが、着火前の時点では燃焼熱を得ることが出来ないため、プレヒートと呼ばれる予熱作業を行い熱量を確保します。

具体的には、燃料が通る道(管)を外から炎であぶることで予熱します。
バーナー自体を一度燃やすことになるため、一見すると事故にも見えますが、ガソリンバーナーにおいてプレヒートはとても重要な作業です。

ポンピング、プレヒートについて簡単に紹介しましたが、より詳しく確認したい方はこちらの記事をチェックしてください。

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プレヒートレスバーナーとは

一般的にホワイトガソリン機器にはプレヒートが必要ですが、中にはプレヒートを必要としないプレヒートレスなバーナーもあります。

プレヒートレスバーナーは、ホワイトガソリンを気化するために一旦霧状に噴霧する構造を持ちます。
噴霧させることで気化に必要な熱量を最小限にし、着火から数秒で完全燃焼に移ることが出来るため、予熱作業なく使用することが可能です。

プレヒートレスバーナーは、プレヒートに掛かる数分の待ち時間が不要であることと、本体自体を外部から熱する必要がないため外観にススや焼き汚れが付かないなどのメリットがあります。
但し、噴霧させるために多くの圧力を使用するため、一般的なガソリンバーナーに比べポンピング量が多く必要になるという副作用もあります。

プレヒートがないだけでガソリンバーナーの使い勝手は格段に上がります。
どのくらい簡単に着火出来るかはこちらの記事をチェックしてください。

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マルチフューエルバーナーとは

もうひとつ、ホワイトガソリンを燃料とするバーナーには、他の燃料も使用出来るバーナーがあります。
これらはマルチフューエルバーナーと呼ばれ、ホワイトガソリンを切らした場合や、季節や場所に合わせて燃料を変えたい場合などに便利です。

マルチフューエルバーナーには燃料の変更に合わせて部品を交換しなければならないバーナーと、部品交換なく燃料を変えるだけで使えるものがあるため、これらを選ぶ場合にはよく確認しましょう。

ホワイトガソリンバーナーの紹介

それではホワイトガソリンを燃料として使用出来るシングルバーナーを紹介しましょう。

ガソリンバーナーには、燃焼部本体と燃料タンクが一体となっているものと分離しているものがあります。
まずは一体型のバーナーから特徴と合わせて紹介していきます。

一体型バーナー

一体型バーナーは燃焼部の下に燃料タンクが取り付いたバーナーです。
重心が低いため安定性が良く、使用時にスペースを取らない特徴があります。

Optimus / オプティマス


スベア123R

SVEA 123R

100年以上変わらぬ形で現在まで使い続けられている名品。
一生物と言われるほど頑丈で信頼性の高い小型ストーブです。
スベアはポンピング不要のストーブで、タンク上部の凹みにホワイトガソリンなどの燃料を溜め、そこに着火してプレヒートを行います。
十分に熱せられた後はバルブを開き着火するだけでストーブとして使用することが出来ます。
独特な燃焼音と味のある雰囲気が愛用者を虜にしているストーブです。

17,600

火力 1,300kcal/h (1,400W)
燃焼時間 ~2h/120ml
収納サイズ Φ100×130mm
重量 約550g
使用可能燃料 ホワイトガソリン

(画像出典:Optimus)

Coleman / コールマン


スポーツスターⅡ 508A

508AはColemanを代表するギアのひとつです。
ポンピング圧により燃料を霧状に噴き出させることで、プレヒートなしでも安定した燃焼を可能にします。
火力調整にも定評があり、とろ火での煮込み料理も可能です。
燃焼部の下でどっしりと構える大容量の燃料タンクはグループキャンプにも十分対応出来る容量を備え、且つバーナーの安定性を確保する安心の構造です。
プレヒートレスバーナーは、初めて燃料系ギアを手にする方やガス機器からの乗り換えの方に特におすすめです。

14,800

火力 2,125kcal/h
燃焼時間 1.5~3h
燃料タンク容量 520cc
サイズ Φ140×140mm
重量 約960g
使用可能燃料 ホワイトガソリン

(画像出典:Coleman)

分離型バーナー

分離型バーナーは燃焼部本体と燃料タンク(ボトル)が分離できるバーナーです。
本体とボトルは専用のホースで連結され、使用時には両方を設置できる広いスペースが必要になりますが、運搬時にはそれぞれを分離してコンパクトに収納できるため、トレッキングなどバックパックひとつに収納する場合などに適しています。

MSR / エムエスアール


ウィスパーライト

WhisperLite

燃焼系ギアのメーカーとして高い信頼を得ているMSRのスタンダードモデル。
ホワイトガソリン専用のシングルバーナーで高い出力が特徴です。
燃料をボトルから押し出すためのポンピングとプレヒートが必要です。
ポンピング後にバルブを少し開くことでプレヒート用の燃料をノズルから押し出し、本体下部のカップに溜まった燃料に着火することでプレヒートを行います。
五徳は折り畳むことが出来るためコンパクトに収納でき、軽量なため持ち運びも負担になりません。

14,850

火力 2,772kcal/h
サイズ Φ170×H90mm
ゴトクサイズ Φ170mm
収納サイズ W160×D90×H90mm
重量 約334g(本体、ポンプ)
使用可能燃料 ホワイトガソリン

(画像出典:MSR)

MSR / エムエスアール


ウィスパーライトインターナショナル

WhisperLite International

ホワイトガソリン専用のウィスパーライトに対し、インターナショナルモデルはホワイトガソリンの他、無鉛ガソリンと灯油も使用可能なマルチフューエルタイプのバーナーです。
折り畳みタイプの五徳には滑り止めの溝が入っているため、鍋などの安定性に優れます。
スタンダードモデル同様、使用前にはポンピングとプレヒートが必要です。

16,500

火力 2,772kcal/h
サイズ Φ190×H90mm
ゴトクサイズ Φ190mm
収納サイズ W150×D90×H90mm
重量 約316g(本体、ポンプ)
使用可能燃料 ホワイトガソリン、無鉛ガソリン、灯油

(画像出典:MSR)

MSR / エムエスアール


エックスジーケー エクスペディション

XGK EX

XGK エクスペディションは過酷な状況での使用に対応するモデルです。
バーナーにはエンクロージャーによる保護が備わり、フューエルラインは燃焼時に発生する不純物などがつまり難いよう太く設計されています。
燃料にはホワイトガソリンの他、無鉛ガソリン、灯油、軽油(ディーゼル)、ジェット燃料が使用可能です。
使用前にはポンピングとプレヒートが必要です。

26,400

火力 2,646kcal/h
サイズ Φ200×H90mm
ゴトクサイズ Φ200mm
収納サイズ W170×D100×H90mm
重量 約392g(本体、ポンプ)
使用可能燃料 ホワイトガソリン、無鉛ガソリン、灯油、軽油(ディーゼル)、ジェット燃料

(画像出典:MSR)

MSR / エムエスアール


ドラゴンフライ

DragonFly

ドラゴンフライはポンプ部と燃焼部の2ヶ所にバルブを持つ、火力調整を得意とするモデルです。
とろ火での煮込み料理から高火力での沸騰など、調理能力の高いバーナーです。
燃料はホワイトガソリン、無鉛ガソリン、灯油、軽油(ディーゼル)、ジェット燃料に対応します。使用前にはポンピングとプレヒートが必要です。

23,100

火力 2,192kcal/h
サイズ Φ190×H100mm
ゴトクサイズ Φ190mm
収納サイズ W180×D120×H90mm
重量 約412g(本体、ポンプ)
使用可能燃料 ホワイトガソリン、無鉛ガソリン、灯油、軽油(ディーゼル)、ジェット燃料

(画像出典:MSR)

Optimus / オプティマス


ノヴァ

NOVA

MSRのドラゴンフライ同様、ポンプ部と燃焼部の2ヶ所にバルブを持つストーブ。
燃焼部のバルブにより細かな火力調整が行えます。
堅牢な造りとコンパクトな収納を両立した過酷な環境下でも信頼出来るストーブです。
燃料にはホワイトガソリン、灯油、ディーゼル油、ジェット燃料などが使えるマルチフューエルタイプです。使用前にはポンピングとプレヒートが必要です。

25,850

火力 2,850W
収納サイズ 140×80mm
重量 約460g(本体、ポンプ)
使用可能燃料 ホワイトガソリン、灯油、ディーゼル油、ジェット燃料、その他

(画像出典:Optimus)

SOTO / ソト


ムカ ストーブ

MUKA STOVE

ガスストーブの使い易さとガソリンストーブの高火力を備えるMUKAストーブは、煩わしいメンテナンスを最小限にするため、プレヒートレスに拘ったストーブです。
プレヒートレスな代わりにポンピングは多く必要ですが、ポンピング圧を視認できるインジケーターが備わっていたり、消火時にホース内の燃料を吐き出させる構造になっていたりと使い勝手で右に並ぶものはないでしょう。
燃料にはホワイトガソリンとレギュラーガソリンが使用できます。
柔らかいフレキシブルホースとコンパクトな収納性も魅力です。

17,050

火力 4,000kcal/h (4.7kW)
サイズ W135×D135×H80mm
収納サイズ W80×D65×H80mm
重量 約333g(本体、ポンプ)
使用可能燃料 自動車用レギュラーガソリン、ホワイトガソリン

(画像出典:SOTO)

SOTO / ソト


ストームブレイカー

StormBreaker

300個もの炎孔と風防を備えることで優れた耐風性を実現したSOTOのストームブレーカー。
ホワイトガソリンとレギュラーガソリンの他、ガスにも対応するハイブリッドなストーブです。
因みにガスは液出し対応のためドロップダウンに強く、寒冷地でも使用可能です。
MUKAストーブ同様、ポンピング圧用インジケーターや排液機能などを備える高機能モデルです。
もちろんプレヒートは不要です。

23,100

火力 3,000kcal/h (3.5kW)
サイズ W150×D130×H90mm
ゴトクサイズ Φ170mm
収納サイズ W65×D65×H90mm
重量 約448g(本体、ポンプ、ガスバルブ)
使用可能燃料 ガス、自動車用レギュラーガソリン、ホワイトガソリン

(画像出典:SOTO)

手軽に扱えるガスバーナーに比べ、ホワイトガソリンバーナーは使用においてもメンテナンスにおいても一手間掛かる印象は拭えません。
しかしその作業こそが趣であり愛着へと繋がります。

独特な燃焼音と強い炎を、是非味わってみてください。