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GoProで星空や流れ星が綺麗に撮れる黄金設定

GoPro

手軽に撮影が楽しめるアクションカメラ「GoPro」。スチール写真だけでなく、夜景や星空でさえ一眼レフと変わらない程美しく切り取ります。大自然の撮影はGoProの十八番ではありますが、こと流れ星の撮影においては一眼レフ同様難度が高い撮影となります。

今回は星空や流れ星をきれいに撮影するためのポイントと、失敗しないGoProの黄金設定、そしてタイムラプスを利用した効率的な撮影方法について紹介します。

カメラの基本と星空の撮影方法

写真撮影においては日中の景色を撮るよりも夜景、更に星空の撮影の方が格段に難しくなります。それはテクニックだけでなく撮影の条件を含めてですが、中でも今回ターゲットとしている流れ星は最上級と言って良い程の難度です。

難しい撮影になればなるほどカメラの基本がものを言うことになりますが、幸いにもGoProでは基本の”き”の字程度を知っていれば誰でも撮れてしまう手軽さがありますので、今回は失敗しないための大事なポイントだけに限ってお伝えしたいと思います。

失敗しないための3つのポイント

GoProで流れ星を取る際の3つのポイントは「撮影シチュエーション」「GoProの設定」「根気」です。冗談っぽく聞こえますが真面目な話です。それぞれについて簡単に説明しましょう。

詳しく基本を学んでおきたい方はこちらの記事へ
GoProで夜景をきれいに撮影する方法
夜景や星空をきれいに撮ってみたい!この目的を果たすのはそれ程難しくはありません。アクションカメラとして有名なGoProは風景にも夜景にも強く、小さなボディでも広範囲を色鮮やかに写しだすことが出来ます。今回はGoProで夜景をきれいに撮影する方法を紹介しましょう。

撮影シチュエーション

撮影シチュエーションとは、場所や日取りなどの物理的な条件です。星々の輝きは、人間の目と同様、カメラに対しても僅かにしか感じられない程の小さな光です。この小さな光を明瞭に捉えるためには、星よりも明るく光るものを排除する必要があります。街の明かりや車のライトはもちろん、月の明かりでさえ星空の撮影では害となります。(これらを光害と言います。)

光害を極限まで減らすことが星空撮影では最も重要です。そのために撮影場所は郊外が基本となり、更に月の満ち欠けや出現にも気を配らなければなりません。もちろん天気が良くなければ星は見えませんので、これらが揃うシチュエーションに撮影を行うことが第一条件であり難しさの理由でもあります。

因みに月の状態は半月より欠けていて撮影方向に昇っていないことが最低条件です。新月や月が昇っていない時が最も良い条件ですので、場所を決めたら月暦と天気を確認しながら撮影日を決めましょう。

GoProの設定

星空を撮影するためのカメラの基本設定は「F値を絞る」「ISO感度を上げる」「シャッター速度を長くする」です。この内GoProで設定できる値はISO感度とシャッター速度(シャッター)です。

ISO感度は値を上げることで小さな光でも捉えられるようになります。シャッター速度は値を大きくすると光を取り込んでいる時間を長くすることが出来るため、光の絶対量を稼ぐことが出来るようになります。

然しながらこれらには注意すべき点もあります。ISO感度を上げるとその分光害の影響を受けやすくなり、全体的にノイズと呼ばれるざらつきが発生することがあります。ざらつきはISO感度を下げれば抑制できますが、基本的にはざらつきが出ないシチュエーションへと改善する方が理想的です。

またシャッター速度については設定した時間シャッターが開いていますので、振動や物の動きはそのまま画像に影響します。動くものが撮像範囲に写り込まないようにすることと、カメラをしっかり固定して風などでも揺れないようにすることが重要です。

根気

ここまでで星空の撮影が簡単でないことはおわかり頂けたと思いますが、何よりも環境や自然に影響される事が多いため、ベストな撮影タイミングを得るまでにも一筋縄とはいきません。しかし、今回ターゲットとしている流れ星は更に難度が高くなります。

例えば流れ星が通常の何倍も多く観られる三大流星群でも、1時間に観測できる流れ星は20~50個と言われますが、これはピーク時にシチュエーションが整った場合の希望的数です。それでももし1時間に30個のタイミングで撮影が実施できたとすると、計算上は2分に1個流れることになりますが、実際にはカメラが映している範囲に流れなければ0個です。流星群は星座の名前が付いているからと言ってその方角に流れるものではないため、撮影できるかは運にも大きく左右されることになります。まさに根気の勝負なのです。

星空撮影の黄金設定

それでは実際の撮影設定を紹介しましょう。既に長々と文章が続いたため、星空撮影の黄金設定は簡潔にいきます。

  • モード:写真→夜間
  • シャッター:15秒
  • ISO最小:100
  • ISO最大:1600

より高度な編集を行う予定であれば、出力形式をRAWにしておきましょう。
ホワイトバランス、カラーは好み(シチュエーションや色合い)によります。
この設定でノイズがひどい場合はISO最大値を800に下げてみましょう。それでもノイズが残る場合はシチュエーションの改善が必要です。

ここまでがGoProで星空の写真を撮る設定です。この1ショットの撮影で流れ星が写り込んだのであれば、あなたはかなりの強運の持ち主だと思いますが、多くの方はそう簡単には撮影できないと思われますので、次は効率よく撮影が行える設定の紹介です。

ナイトラプスで流れ星を撮る

GoPro HERO8には、夜間用のタイムラプスとしてナイトラプスという撮影モードがあります。タイムラプス/ナイトラプスの説明は省きますが、流れ星のように1ショットでは到底映らないような確率の低い現象を撮影する場合、このタイムラプス撮影はとても効果的です。

  • モード:タイムラプス→ナイトラプス
  • 間隔:20秒
  • 形式:ナイトラプスフォト
  • シャッター:15秒
  • ISO最小:100
  • ISO最大:1600

写真モード同様、出力形式はデータの使い方に合わせて選択しましょう。

ナイトラプスフォトは、ナイトフォトを一定間隔で撮り続けてくれる設定です。ナイトラプスビデオと異なり、保存されるデータはたくさんの写真データになります。出現タイミングの読めない流れ星を撮影するには、ただひたすらにシャッターを切るしかありません。毎回シャッターを切っていては流石の根気もなくなってしまうため、シャッターはGoProに任せてしまおうという方法です。

但し撮影はGoProが行ってくれますが、撮った多くの写真から流れ星の写ったベストショットを探すのはあなたです。ここにはやはり根気が必要です。

星空ナイトラプス動画の撮影方法

折角なので星空ナイトラプス動画の撮影方法も紹介しておきましょう。といっても基本設定は星空写真の設定と同じです。まず星空写真で狙いの画像が撮れる設定を導き、その設定を元にナイトラプスビデオの設定を行います。

  • モード:タイムラプス→ナイトラプス
  • 間隔:20秒
  • 形式:ナイトラプスビデオ
  • シャッター:15秒
  • ISO最小:100
  • ISO最大:1600

ポイントは形式をナイトラプスビデオにするところです。この設定により出力されるファイルは写真ではなく動画データとなります。

もし写真も動画も撮りたいのなら・・・

そんな贅沢な悩み、実はGoProが1台しかなくても解決出来るんです。まず撮影はタイムラプス写真で撮影します。なので写真が欲しい場合はこの中から選び出せばOKですね。

次にビデオです。こちらは専用のソフトを使って行います。でも安心してください。無料です。方法はこちらの記事で紹介していますので良ければどうぞ。

星空を映像に。ナイトラプス写真を動画に変換してみよう
タイムラプス写真やナイトラプス写真を撮影した後、いざ映像を確認しようと思った時に動画になっていなくて困ったことはないでしょうか?この記事ではGoPro Studioを用いてタイムラプス写真を簡単に動画に変換する方法を紹介します。

最後に

さて、ここまでのことをざっくりでも覚えておけば、あなたもGoProで星空写真が、運が良ければ流れ星まで撮影出来ちゃいます・・・と言いたいところですが、何事にもそれ相応の準備は必要です。

もしあなたがこれからGoProユーザーになるのであれば、もしあなたがGoProのみを持っている方であれば、星空の撮影が出来る貴重な時間を無駄にしないためにも、準備しておいた方が良いアイテムがあります。

GoPro本体を検討している方はこちらの記事へ
汎用から万能へ。アクションカメラを超えたGoPro HERO9登場!
アクションシーンだけでなく日常や旅行などででも活用され、より身近な存在になってきたGoPro。2020年9月に発売されたHERO9では更に多くのシーンに適用する、正に汎用から万能型へと進化を進めています。そんなGoPro HERO9の詳細スペックを、HERO8と比較しながら紹介していきます。

GoPro / ゴープロ

Shorty / ショーティー

ショーティーはGoPro用のミニ三脚です。Goproを空に向けて固定できるため、星空などの撮影には必須アイテムです。しっかりした構造で多少の風ではびくともしません。折り畳めば手持ちグリップとして使え、自撮り時には最大22.7cmまで伸ばすことも可能なので、3-WAYなどを持っていない方にもおすすめです。

(画像出典:Amazon)

Anker / アンカー

PowerCore 10000

流れ星の撮影は長時間の撮影になります。純正バッテリーではせいぜい2時間程度の撮影しかもたないため、予備のバッテリーが必要になります。しかしナイトラプス撮影ではバッテリーを交換することも出来ないため、最初からモバイルバッテリーで給電しながらの撮影が基本形態となります。PowerCore 10000は10,000mAhを誇る大容量バッテリーなので、一夜中の撮影にも耐えることが可能です。

(画像出典:Amazon)

流れ星の撮影には何よりも根気が必要です。でも悪戯に星の流れない時間を待つよりも、少しでも確立の高い日取りを選ぶのもテクニックです。通常よりも多くの流れ星が見られる流星群のピーク日やその前後では、より流れ星を捉えるチャンスが増加します。

2020年おすすめ流星群

流星群名 極大日(ピーク) おすすめ度と補足
しぶんぎ座流星群 1/4
夕方のピーク時間には月明かりがあるため、
月が沈む夜半過ぎからの観測が良い。
みずがめ座δ流星群 7/28
夜半以降は月が沈むため好条件。
ペルセウス座流星群 8/12
下弦の月(半月)があるため撮影方向に工夫が必要
オリオン座流星群 10/21
夜半前に月が沈むため好条件。
明るく長いエコーが魅力の流星群
ふたご座流星群 12/14
極大が昼間なのが残念だが、新月のため月明かりはない。
時間当たり40~60個の流れ星が期待できる大イベント。

千載一遇のチャンスを棒に振らないよう、まずは星空の撮影から挑戦してコツを掴んでおきましょう。周囲の景色含めて美しく撮れる場所を探しておくことも重要です。是非良い写真を!