快適な睡眠を創り出すシュラフの選び方とおすすめ7選

アウトドア道具の中で最も注力して選ぶべきアイテムのひとつが、シュラフ(寝袋)ではないでしょうか。
如何に疲労を貯めずに目的地へ辿り着けるか、如何に疲れを癒して次の日を迎えられるか、アウトドアにおいてシュラフの役割はとても重要です。
この記事ではビギナーからベテランまで納得のいくシュラフが選べるよう、シュラフの基礎とおすすめを紹介します。

シュラフを選ぶ時のポイント

シュラフ(寝袋)とはキャンプやアウトドア、そして災害時などに利用する寝具です。
保温性のある生地が全身を包み込むことで体温を逃がさず、全身を暖かく保ちます。加えて軽量且つコンパクトに収納できるため、アウトドアの寝具として最も選ばれるアイテムです。

然しながら、このシュラフがアウトドアにおいて重要なアイテムだと認識している方はどれ位いるでしょうか?
柔らかさや価格、色などを選定理由にすることは間違いではありませんが、もう少しシュラフの機能に踏み込み、あなたのキャンプスタイルに適したシュラフを選んでみてはいかがでしょうか?

シュラフを選ぶときのポイント

シュラフを選ぶ時に確認すべき仕様は次の5つです。

  • シュラフの形
  • 中綿の種類
  • 下限温度(リミット温度)
  • 収納サイズ
  • 重量
シュラフの形

シュラフの形は、「封筒型(レクタングル型)」と「マミー型」の2種類があります。

封筒型 マミー型

封筒型は昔ながらの長方形のタイプで布団を重ね合わせたようなシュラフです。
一方マミー型はその名の通りミイラのような形のシュラフです。最近は人型のタイプも出現していますが、このタイプも大きくはマミー型に分類されます。

封筒型とマミー型の大きな違いは形による保温性です。包まった時にシュラフの中と外との間に隙間ができやすい封筒型は、春夏秋の比較的温暖な時期に適しています。外気との換気調整が行える上、暑い夏には全開にすることで掛布団としても使用できます。
一方マミー型は顔周りの隙間もしっかり防ぎ、且つ体とシュラフを密着させることで高い保温性を備え、秋冬春の寒い時期にも対応します。

封筒型の特徴
  • 外気との換気調節が行いやすく、暖かい季節の使用に適している。
  • シュラフを開放することで、掛布団としても使用できる。
マミー型の特徴
  • 顔周りの解放部が少なく冷気の混入が少ないため、寒い地域、季節の使用に適している。
  • シュラフ内で動いてもシュラフが滑り落ちない。

シュラフを選ぶ時は、まず使用する季節や地域、つまりは気温に合わせてシュラフの形を決めることが第一歩になるでしょう。

中綿の種類

中綿は「ダウン」と「化繊(化学繊維綿)」の2種類があります。
一般的な布団やジャケットの仕様と同じように、ダウンの方が保温性に優れ、且つ軽量です。然しながら洗濯、乾燥といったメンテナンスに手間が掛かるのはダウンになります。
保温性と利便性は対局のため、選択の決め手は やはり使用環境になるでしょう。

睡眠中はコップ1杯分の水分が発散されると言われますが、夏場のテント泊の場合はそれ以上になります。
特に寒冷地での使用が想定されない場合は、メンテナンスを重視し化繊を選択されることをおすすめします。
化繊はもっぱらダウンに比べて価格が安い事も特徴です。

ダウンの特徴
  • 保温性に優れ、且つ軽量です。
  • 洗濯、乾燥といったメンテンナンスに手間が掛かる。
化繊の特徴
  • (ダウンに比べ)保温性は劣るが、メンテナンス性は良い。
  • (ダウンに比べ)価格が安い。
下限温度(リミット温度)

下限温度とは「一般的な代謝の人が、寝袋の中で丸まった状態で、寒さを感じることなく睡眠が出来る温度」を言います。
メーカーによる規格が異なる場合がありますが、おおよそ下限温度やリミット温度という表記がされます。
下限温度は中綿の種類と量、シュラフの造りにより決まるため、より過酷な環境化で使用する場合はおのずとダウンという選択肢になります。

下限温度とは別に「快適温度(コンフォート温度)」や「極限温度(エクストリーム温度)」というものもありますが、これらは下限温度と異なりますので間違えないようにしましょう。

  • 快適温度:代謝が低い人が、リラックスした姿勢で、寒さを感じることなく睡眠が出来る温度
  • 極限温度:代謝が低い人が、寝袋の中で丸まった状態で、寒さに震えながら6時間持ちこたえられるとされる温度
収納サイズ、重量

アウトドアにおいて収納サイズと重量は重要なファクターです。必要性の説明は不要と思いますが、選定時は忘れずに確認しましょう。

厳選シュラフの紹介

Coleman
パフォーマーⅢ/C5


コールマンのパフォーマーは、暖かい季節に対応したベーシックな封筒型シュラフ。サイドジッパーを全開することで掛布団としても使用できる。手軽に洗濯できる化繊とお手頃な価格は、ライトキャンパーにおすすめです。

  • シュラフの形:封筒型
  • 中綿の種類:化繊「ポリエステル」
  • 下限温度:不明(快適温度:5℃以上)
  • 収納サイズ:Φ24×41cm
  • 重量(本体のみ):1,400g
  • 定価:¥4,580(税別)

(画像出典:Coleman)


THE NORTH FACE
ドロミテ4


ザ・ノース・フェイスのドロミテ4は、春夏秋の3シーズに対応した封筒型シュラフ。弾力のある化繊Heat Seeker™ecoを中綿としたことで、ダウンでは得られない寝心地と濡れに対する強さが特徴。サイドジッパーで足元まで開けれるため、全開にすると掛布団としても使用することが可能。

  • シュラフの形:封筒型
  • 中綿の種類:化繊「Heat Seeker™eco」
  • 下限温度:4℃
  • 収納サイズ:46×26cm
  • 重量(本体のみ):1,134g
  • 定価:¥14,000(税別)

(画像出典:THE NORTH FACE)


Coleman
コルネットストレッチⅡ


日本の気候と好みを読み取ったコールマンのコルネットストレッチは、機動性に富んだマミー型シュラフ。手足を出して着たまま動ける構造が特徴。抜群のストレッチ性で心地よいフィット感を実現。

  • シュラフの形:マミー型
  • 中綿の種類:化繊「ポリエステル」
  • 下限温度:0℃
  • 収納サイズ:Φ34×20cm
  • 重量(本体のみ):1300g
  • 定価:¥9,980(税別)

(画像出典:Coleman)


mont-bell
アルパイン バロウバッグ#5


モンベルの豊富な品揃えの中から選び抜いた、コストパフォーマンスに優れたモデル。保温性と速乾性に優れメンテナンスも容易。スパイラルストレッチシステム採用で軽量且つ伸縮率120%を実現。圧迫感が苦手な方に特におすすめ。寝返りが苦になりません。コンパクトなモデルなので収納スペースを抑えることが可能。

  • シュラフの形:マミー型
  • 中綿の種類:化繊「エクセロフト」
  • 下限温度:5℃
  • 収納サイズ:Φ16×32cm
  • 重量(本体のみ):810g
  • 定価:¥11,500(税別)

(画像出典:mont-bell)


ISUKA
アルファライト 300X


シュラフ専門メーカーイスカのベーシックシュラフ。独自の3Dシルエット構造で足元までゆったり。狭すぎず広すぎない適度な余裕が圧迫感のない快適なフィット感をつくり出し、無駄なく保温します。軽量且つコンパクトな収納サイズが特に秀でている。

  • シュラフの形:マミー型
  • 中綿の種類:化繊「ポリエステル」
  • 下限温度:6℃
  • 収納サイズ:Φ14×27cm
  • 重量(本体のみ):650g
  • 定価:¥12,000(税別)

(画像出典:ISUKA)


snow peak
BACOO 350


悪夢を食べるバクから名づけられたスノーピークのBACOOは、ダックダウン350gで暖かふわふわ系のハイテクシュラフ。防水透湿ハイブリッド素材が結露からダウンを守るのでシュラフカバーが不要。コンパクトなモデルなので収納スペースを抑えられる。疲れてるのに眠れない、そんな悪夢はもう見ることはないでしょう。

  • シュラフの形:マミー型
  • 中綿の種類:ダックダウン
  • 下限温度:1℃
  • 収納サイズ:Φ16×25cm
  • 重量(本体のみ):830g
  • 定価:¥34,800(税別)

(画像出典:snow peak)


NANGA
DOWN BAG 350STD


羽毛と縫製技術に自信を持つジャパンブランド「ナンガ」のシュラフは、ダウンの特徴である保温性と軽量コンパクトを最大限に引き出しています。その中でも日本の季節に適し、登山家に優しい軽量コンパクト性を極めたのがDOWN BAGシリーズ。体へのフィット調整機能や冷気の侵入防止など、細かな技術がちりばめられているのも特徴。メーカーによる永久無料修理保障があるのは、品質への絶対的な自信の表われでしょう。

  • シュラフの形:マミー型
  • 中綿の種類:ダックダウン
  • 下限温度:-5℃
  • 収納サイズ:Φ15×25cm
  • 重量(本体のみ):790g
  • 定価:¥21,500(税別)

(画像出典:NANGA)