ハイカー御用達。テント泊登山のためのウルトラライトなペグ6選

Outdoor Gears

UL志向に限らず荷物の重量を軽くすることは登山において重要です。
特にテント泊を伴う登山ではベースウェイトの軽量化は体力の温存に大きく寄与し、安全な登山へと繋がります。

軽量化の基本は持ち物の削減にありますが、欠かせないギアがあるのも確かです。
今回はテントの設営に必要なペグの軽量化について紹介しましょう。

ウルトラライトとペグ

ウルトラライト(UL)という言葉が浸透しつつある昨今。
流行の影響だけでなく、軽量化への要求とテクノロジーの進化が揃った現在では極めて自然な流れです。

ULの追求は荷物を軽くするという事から体力の温存、行動範囲や時間の拡張、そして安全の確保など、ハイクにおける重要事項に大きく寄与します。

荷物の軽量化の基本は持ち物の削減にありますが、その方法は多様です。
その方法のひとつとして重量物であるペグを持たないという選択肢もありますが、ワンポール型などの自立しないテントでペグの代わりが現地調達できる保証のない場合には、やはりペグを携行することが安全確保の観点からも必要になってきます。

そこで今回は、特に軽量化に注力したウルトラライトなペグに絞っておすすめを紹介しましょう。

厳選 ULペグの紹介

ペグに限らず、軽量化の基本は「素材の体積を減らす方法」と「軽量化素材を選択する方法」の2つです。

詳しくはこちらの記事で!
次世代のUL素材「ダイニーマ®︎」と「DCF」の特徴を解説
UL(ウルトラ・ライト)を道具に落とし込む方法のひとつに素材の軽量化があります。素材の軽量化では一般的に2つの方法がありますが、今回は素材をより軽く出来るものへと変更する「軽量化素材」の考え方をメインに、ULと素材の関係、そしてダイニーマ®︎とDCFについて技術的視点で詳しく紹介しましょう。

ペグという強度が必要なギアにおいては、体積の削減や軽いだけの素材の選択は好ましくなく、比強度での軽量化が重要です。

今回は、軽量化素材の最有力素材と言えるチタンをベースに、ウルトラライトなペグを厳選して紹介します。

FREELIGHT / フリーライト


ウルトラライト ネイルペグ

Ultralight Nail Peg

純チタンよりも強度の高いGr5チタニウム合金で作られたULペグ。
必要最低限の形状に削ぎ落されているため、使用には技術が必要です。

660/1本

サイズ φ4×L153mm
重量 約9g/本
材質 チタニウム合金 Gr5

(画像出典:FREELIGHT)

Soomloom / スームルーム


チタンペグ

64チタン合金製のコストパフォーマンスに優れたULペグ。
FREELIGHTのネイルペグに比べ張縄を掛け易く、扱い易いのも特徴です。

999/4本~

サイズ φ7×L200mm φ7×L250mm
重量 約37g/本 約45g/本
材質 64チタン合金

(画像出典:Amazon)

TITAN MANIA / チタンマニア


チタンペグ

しっかりした張縄用フックが備わるチタン製ULペグ。
重量との引き換えにはなりますが、フックがあることで回転防止や引き抜き易さなどのメリットを持ちます。

2,080/4本~

サイズ φ7×L200mm φ7×L240mm φ7×L300mm φ7×L350mm φ7×L400mm
重量 約38g/本 約56g/本 約70g/本 約82g/本 約92g/本
材質 チタン

(画像出典:Amazon)

ELLISSE / エリッゼ


64チタンペグ

回り止め効果のある小判型の断面が特徴的な64チタン製ULペグ。
丁寧な造りは国産に拘るエリッゼならではです。

3,960/4本

サイズ φ7.8×L200mm
重量 約40g/本
材質 64チタン合金

(画像出典:Amazon)

MSR / エムエスアール


カーボンコアステイク

Carbon Core Stake

カーボンファイバーチューブをアルミで包むことで、耐久性と強度を備えた超軽量ペグ。
特徴的な赤色の頭部は回収忘れを防いでくれます。

1,540/1本

サイズ L150mm
重量 約5.75g/本
材質 アルミ、カーボンファイバー

(画像出典:Amazon)

TITAN MANIA / チタンマニア


V字型チタンペグ 16cm

最後に紹介するのはチタン製のVペグです。
Yペグ、Xペグに比べると剛性は低いですが、風に強く、嵩張り難い特徴を持ちます。
岩などに絡ませ易いのもメリットです。

1,290/4本

サイズ W15×D15×L160mm
重量 約12g/本
材質 チタン

(画像出典:Amazon)

材質が同等のペグの場合、重量の差は太さや長さと言った体積の差になります。
特に太さの差は強度差に直結するため、ULペグの選択では材質とサイズ、そして重量を合わせて確認するようにしてください。

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