妥協のない、最大限のこだわりを。ULソロテント11選

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ツーリングや登山、山岳キャンプなど、ひとりで出掛ける時のテントには一際こだわりが強くなるものです。中でもバックパックで行動する時は、性能や見た目に加え 軽さやサイズも重要になります。

この記事では、軽さとコンパクトに秀でたウルトラ・ライト規格のバックパックテントを紹介します。

ULソロテントの特徴と魅力

UL(ウルトラ・ライト)テントはテント本来の性能に加え、軽さとコンパクトな収納サイズに秀でた、優れた携帯性が特徴のテントです。主にハイクやバックパックなど荷物を極力減らしたいシチュエーションに適したテントですが、最近ではタープやシェルター下での寝床としても人気のテントです。

ULテントの多くは山岳などの過酷なシチュエーションでの使用が想定されているため、携帯性だけでなく本来必要とされる防水性や通気性、耐風性などに加え、狭所や強風化での設営をも考慮された高規格テントです。そのため、もしテント選びに迷うのであればULテントを選んでおけば間違いないでしょう。但し携帯性を優先しプラスアルファの機能が削ぎ落されているため、室内の快適さを求めるのであれば(本来の目的とは異なりますが)、ワンサイズ大きいものを選択する必要があります。

いずれにしろ高性能を追求したULテントは、シチュエーション問わず ソロテントユーザーの要求を十分に満たしてくれると共に、アウトドアの幅を広げてくれることでしょう。

ULテントを選ぶ時のポイント

テントを選ぶ時のポイントとしては、テントの形やサイズと共に防水性などいくつかありますが(※)、ULテントの選択においては更にもうひとつ重要なポイントがあります。(※詳しくはこちらの記事で。)

それはウォール構造です。

ウォールとは壁、テントにおいては幕のことになります。ULテントにはこのウォールが1枚のシングルウォール構造と、インナーとアウターの2枚で構成されたダブルウォール構造があります。

シングルウォール構造の特徴

1枚の幕のみで構成されるため素早い設営が行え、何より軽量なためバックパッカーの負担を軽減します。

ダブルウォール構造の特徴

居住スペースと外気との間に1層の空間が出来るため、結露し難く、また風雨の影響を室内が直接受けないため比較的安心できます。

慣れてしまえばシングルウォールでも十分と感じる方も見えますが、初めてソロキャンプをする方には少しでも快適なダブルウォールがおすすめです。また、ポールの材質やスタッフバッグなども重量に大きく起因しますので、特にバックパックなどで持ち歩く方は総重量の確認をしっかりしておきましょう。

厳選 ULソロテントの紹介

まずシングルウォールテントから。続いてダブルウォールテントを総重量が軽い順に紹介します。

mont-bell / モンベル

U.L.モノフレームシェルター

重量:589g

シングルポール&シングルウォール構造 且つインナーポール方式を採用した、究極のULテント。軽さを追求したモンベルのU.L.モノフレームシェルターは、バックパックと心に余裕を与えてくれます。非自立型テントで使用環境によってはツェルトなど他アイテムが必要となるため、総重量での判断も必要です。玄人ハイカー向けの3シーズン対応型世界水準のULテントです。

定価:26,400+税

公式webページでチェック

サイズ W300×D130×H105cm
耐水圧 600mm(フライ)、1,500mm(フロア)
収納サイズ Φ9×24cm(本体)、Φ3×43cm(ポール)

(画像出典:mont-bell)

mont-bell / モンベル

X-TREK マイティドーム 1型

重量:1,340g


ダブルポール・シングルウォール構造のマイティドームは、優れた防水透湿性と通気性、そして耐風性を備えた世界レベルの山岳テントです。出入口はメッシュ地と本体生地の二重構造となっており、上部のベンチレータと合わせて効率的な換気が行えます。3シーズンに対応する自立型で使い易いマイティドームは、山岳だけでなくツーリングなどにもおすすめです。

サイズ W210×D90×H105cm
耐水圧 20,000mm(フライ)、1,500mm(フロア)
収納サイズ Φ14×30cm(本体)、Φ5×41cm(ポール)

(画像出典:Amazon)

Naturehike / ネイチャーハイク

Taga1
タガ1

重量:1,233g

低価格だが侮れないメーカーとして急浮上しているネイチャーハイクからおすすめするのは、非自立型の特殊ダブルウォールテント。ダブルウォール部分とシングルウォール部分が混ざったハイブリッド型。最小限のポールと薄手だが高い撥水性を持つ生地による無駄のないスタイリッシュな構造は、軽量ながら十分なスペースを作り出します。経済的に使い倒せるULテントです。

サイズ W210×D200×H105cm
耐水圧 4,000mm(フライ)、4,000mm(フロア)
収納サイズ Φ10×44cm

(画像出典:Amazon)

MSR / エムエスアール

CARBON REFLEX1
カーボンリフレックス1

重量:790g

ULギアの代名詞でもあるMSRのテントの中で、最も軽量なダブルウォールテントがカーボンリフレックスです。軽量で強固なカーボンポールをフレームに、そぎ落とされた軽量部材が驚くほどの軽さを実現。コンパクトな室内と前室スペースを備えた、ミニマリスト向けのULテントです。

サイズ W213×D137×H91cm
耐水圧 1,200mm(フライ)、1.200mm(フロア)
収納サイズ 43×13cm

(画像出典:MSR)

NEMO / ニーモ

TANI 1P
タニ1P

重量:1,060g

ハイカーから高い人気を得るニーモのベストセラーモデル。雨天時の設営撤収に適した吊り下げ型ダブルウォール構造は、山岳地域でのリスクにしっかり対応する。広い前室と温湿度調整用の多数のベンチレーションを備えながら、1kg程の重量に抑えられたタニ1Pは、価格に見合うハイスペックなULテントでしょう。

サイズ W202×D180×H103cm

(画像出典:NEMO)

ARAI TENT / アライテント

オニドーム1

重量:1,290g

独特なフォルムが特徴的なアライテントのオニドーム1。典型的なクロスポール自立型のダブルウォールテント。低い流線型のドーム形状は耐風性が高く、またペグダウンなしで寝室と広い前室が構築できる非常にバランスの良いテント。

サイズ W230×D122×H97cm
収納サイズ Φ13×30cm

(画像出典:ARAI TENT)

ZEROGRAM / ゼログラム

PCT UL2 MF

重量:1,360g

究極的に重さのないギヤの開発を続けるゼログラムのULテント。2人でも使用できる広さがありながら、最小構成1,170gと超軽量を実現。モノフィラメントで作られたインナーテントが特徴で、悪天候時の結露の不快感がほぼありません。開放的なインナーテントは自然との一体感を演出し、その美しいフォルムはフライを装着してもなお輝きます。

サイズ W212×D130×H100cm

(画像出典:ZEROGRAM)

THE NORTH FACE / ザ・ノース・フェイス

ストームブレーク1

重量:1,400g

ベーシックなダブルポール・ダブルウォール構造のストームブレーク1の特徴は、4面メッシュの吊り下げ型インナーテント。夏場の使用を想定した通気性に優れたモデル。ツーリングやフェスなどライトユーズにおすすめするテントです。

サイズ W221×D160×H86cm
耐水圧 1,200mm(フライ)、3,000mm(フロア)
収納サイズ 56×15cm

(画像出典:THE NORTH FACE)

tent-Mark DESIGNS / テンマクデザイン

GRAND HAT 1
グランドハット1

重量:1,975g

アウトドアコーディネーター小雀陣二氏とテンマクデザインがコラボ制作した山岳テント。ポールを3本使用することで広い前後室を作り出している。強度と重量のバランスを追求し、耐風性にも優れたダブルウォールテントです。

サイズ W230×D210×H115cm
耐水圧 1,500mm(フライ)、2,000mm(フロア)

(画像出典:tent-Mark DESIGNS)

MSR / エムエスアール

ELIXIR1
エリクサー1

重量:2,160g


MSRのバックパックテントの中で最もコストパフォーマンスに優れたモデルがエリクサー。居住性と耐久性を上げるために若干重量が乗っているが、その分使い易く様々なシチュエーションに適応する。広い出入口と前室は、雨天時の活動もしっかりサポート。ビギナーからコアユーザーまで満足できるテントでしょう。

サイズ W218×D160×H100cm
耐水圧 1,500mm(フライ)、3,000mm(フロア)
収納サイズ 48×15cm
備考 専用フットプリント付

(画像出典:MSR)

HILLEBERG / ヒルバーグ

UNNA
ウナ

重量:2,200g

最高峰のテントを作り続けるヒルバーグのレッドレーベルテント。ダブルポール・ダブルウォール構造の中に、要所に設けられたテンショナーが理想的な耐風雨形状を作り出す。様々なシチュエーションに対応する高耐久の生地と 自由度の高いベンチレーション構造が、オールシーズン快適な空間を提供してくれます。広い室内空間も特徴です。

サイズ W230×D110×H100cm
収納サイズ Φ15×50cm

(画像出典:HILLEBERG)

UL(ウルトラライト)テントにおいて軽さが重要要素であることは間違いありませんが、本来テントに求められる性能を落とし過ぎては意味がありません。軽さを望めば生地やフレームなどは薄肉化され、耐久性や遮蔽性などが落ちていきます。それを補うには軽量且つ高性能な材料を使ったハイスペック品が求められることになります。
これらのバランスは人により異なると思いますし、もしかするとULテントではなく高規格テントの方が合っている場合もあります。

キャンプスタイルはひとつという訳ではありませんが、まずはあなたの基本スタイルを確認して最高のテントを見付けてください。