新たなソロスタイル。コンパクトキャンプにコットテントがおすすめ!

Outdoor Gears

ソロキャンプがメジャーとなり、ソロテントやスタイルもどんどん多様化してきました。
ティピーやドームからパップやトンネルなど、グループテントよりもむしろ多くの種類を揃えるまでに展開してきたソロテントですが、今回はまたひとつ新たなブームを予感させるソロスタイルの提案です。

キャンプに快適さという革命を起こしたとも言えるコットと組み合わせるそのテントは、寝心地だけでなくコンパクトなキャンプスタイルとしても注目です。
新しいソロスタイルを早速チェックしていきましょう。

コットとは

コットはアウトドアでのベッドの役割を担うギアです。

決して不可欠なギアというものではありませんが、コットがあることで地面の固さや凹凸、地面の温度を直に受けることなく快適に過ごすことが出来るため、多くのキャンパーが使用しています。

(画像出典:Hilander)

コットの詳細はこちらの記事へ
春夏秋冬いつでも快適睡眠を!おすすめコット8選
緑が揺れる自然の中、ぼーっと過ごす時間は何にも代えがたいキャンプ時間ですよね。そんな大切なひと時をランクアップしてくれるギアがコットです。昼寝だけじゃなく夜の深い睡眠にも役立つギアなので、キャンプでなかなか眠れない方にもおすすめです。今回は厳選したコットを紹介しましょう。

機能としてはベッドとチェアの両方の機能を担うことも出来るギアで、一般的にはタープやシェルター下で休息する時に使用したり、就寝時はインナーテント内に設置するなどして使用されます。

コットの活用方法や設営レイアウトは千差万別ですが、今回紹介するコットテントも新たな設営レイアウトとして注目されています。

コットテントとは

コットテントはその名の通りコットとテントを合体したようなテントです。

(画像出典:ThousWinds)

対候性や虫の侵入に強いダブルウォールテントに、快適なフロアを作り出すコットを組み合わせた構造は、少ないギアで快適な空間をつくり出せる優れた組み合わせです。

通常ダブルウォールテントはグランド上にインナーテントを広げるため、テントフロアは地面の凹凸や固さ、寒い時期には冷たさを直に感じます。
これを緩和するためにインナーテント内にはマットを敷き、更にグランドの凹凸などでテントフロアが傷付かないようグランドシートを敷きますが、コットを備える事でグランドシートやマットを使用せずともテントもキャンパーも守られます。

更にコットだけで寝るスタイルだと虫の侵入が気になりますが、コットテントではインナーテント内で過ごせるため安心して眠ることが出来ます。

コットテントの構造

コットの上にインナーテントを乗せただけの様に見えるコットテントですが、コットテントとしての特別な構造をいくつか備えます。
今回は【ThousWinds】Scorpio 1P Tentを例に構造を紹介しましょう。

コットテントには2つの種類があります。
テントとコットが一体構造のものと、Thous Windsのスコーピオン1Pテントのようにテントとコットがそれぞれ独立(分離)しているものです。

分離型コットテントはテントもコットもそれぞれ単体で使用することが出来るため、コットテントスタイルでなくても、例えばシェルター内にインナーテントを張るカンガルースタイルなどでもコットテントを活用することが可能です。

(画像出典:ThousWinds)

勿論コットテントとして組み合わせて使用することも考慮されています。
テント本体は一般的なメッシュタイプのインナーテントとよく似ていますが、コットの上でテントがずれないようにお互いを結合するための構造が備えられています。

Thous Windsのスコーピオン1Pテントでは4角にコットをホールドするパーツが備えられ、更に中央に設けられたウェービングベルトで横ずれを防止する構造になっています。
※基本的にコットテントに組み合わせるコットは、同社製のコットが推奨されています。

(画像出典:Amazon)

(画像出典:Amazon)

そしてスマートにソロスペースを作り出すフライにも注目です。

コットテントのフライは、コットにテント本体を組み合わせた状態で美しく張れるよう設計されています。

まるでダブルウォールテントを張っているかのように、インナーテントとのフィット感や前室などのソロ空間をコンパクトに、且つ美しく構成します。

フライのテンショニングが邪魔されることなく張れることで、耐水性の確保やフライの負荷の削減に繋がり、長期において使用し続ける事が可能になります。

(画像出典:ThousWinds)

厳選 コットテントの紹介

それではおすすめのコットテントの紹介です。
今回は設営し易く汎用性の高い分離型コットテントから厳選して紹介します。
いずれもコット本体は別売りのためご注意ください。

Thous Winds


スコーピオン1Pテント

Scorpio 1P Tent

コットテントとしてだけでなく、インナーテントとフライのみでも綺麗に張ることの出来るソロテント。
前後に設けられた前室と、跳ね上げによる解放感が特徴です。
薄いシルナイロンを採用した軽量設計も魅力で、ツーリングキャンプなどコンパクトパッキングにも対応しています。
3色のカラーバリエーションが揃えられています。

37,424

アウターサイズ W254×D254×H108cm
インナーサイズ W200×D66×H108cm
ファブリック フライ:15D 420T nylon ripstop both side silicon
インナー:15D nylon mesh
ボトム:15D 420T nylon ripstop both side silicon
耐水圧 フライ:2,000mm
ボトム:2,000mm
ポール 7075 aluminum alloy φ8.5mm
収納サイズ φ14×23cm、φ9×44cm
重量 約1.577kg

(画像出典:ThousWinds)

WAQ / ワック


アストラCT

ASTRA CT

WAQの大人気2WAYコットに対応したコットテント。
圧迫感の少ないハイルーフと解放感が特徴です。
フライには隙間風を防ぐスカートが完備され、砂埃などの吹き込みを抑えます。
跳ね上げは片側のみ、アップライトポールが付属します。

21,800

アウターサイズ W290×D270×H125cm(コット含む)
インナーサイズ W195×D70×H90cm
ファブリック Polyester 210T ripstop PU
耐水圧 2,000mm
収納サイズ 56×18×15cm
重量 約4.4kg

(画像出典:WAQ)

helinox / ヘリノックス


タクティカル コットテント ソロ

Tactical Cot Tent Solo

ヘリノックスのタクティカルシリーズらしいフォルムが特徴的なコットテント。
前後でフライの形が異なり、且つドアパネルのアレンジ性が高いため、シーンに合わせて新しい形を探すのも楽しめる。
コットはロー/ハイどちらの使用にも対応可能です。

56,100

アウターサイズ W280×D290×H140cm(コット含む)
インナーサイズ W190×D70×H95cm
ファブリック フライ:PU coated 75D P/Pipstop 210T
インナー:70D N/Ripstop 210T、40D Hexagon Mesh
ボトム:PU coated 70D N/Taffeta 210T
耐水圧 フライ:1,500mm
ボトム:3,000mm
ポール DAC Pf8.7mm/Pf10.2mm

(画像出典:Amazon)

新たなスタイルとして注目のコットテント。
コットという快適性を向上するギアを取り入れながらも、コンパクトにライトにキャンプを楽しめるスタイルです。

これからソロキャンプを始める方も、新たなキャンプスタイルを探している方も、次のブームになり得るコットテントスタイルを是非チェックしてみて下さい。

(アイキャッチ画像出典:ThousWinds)

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