ふたつのアビリティ。GoPro HERO11のスペックを徹底比較

GoPro & Media

こちらの記事は2022/09に投稿された記事です。現在GoProの最新機種はHERO12となります。最新機種HERO12の情報をお探しの方は下記記事をご覧ください。

『GoPro HERO12』最新モデルのスペックを徹底解説
新型イメージセンサーを搭載したHERO11の登場から1年。新たなGoProが発売されます。最新機種HERO12ではアクションカメラの拘りとも言えるビデオ性能がアップグレードし、更にカメラの目となるレンズモジュールも新型が登場します。期待されるHERO12の性能を、HERO11と比較しながら紹介しましょう。

新しいGPプロセッサーの搭載という大型アップグレードを果たしたHERO10の登場から1年。
新たなGoProが発売されます。

最新モデルHERO11ではカメラのコアと言えるパーツのアップグレードが行われます。
更にソフトウェアのアップグレードや新モデルの登場など、期待を超えた展開となっています。

HERO10と比較しながら最新情報を紹介しましょう。

GoPro/ゴープロとは

GoProは小型、堅牢、防水性を備えたアクションカメラです。
GoProやアクションカメラに馴染みのない方は、是非こちらの記事からご確認ください。

アクションカメラGoProの基本をわかり易く解説!
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GoPro HERO11

まずは2022年9月14日に公開されたトレーラーをご覧ください。

GoProの最新モデルHERO11シリーズには、BLACKとBLACK Miniの2つのGoProが登場します。

BLACKはHELO10の後継機、Miniは新たに加わる新モデルですが、以前からのGoPro愛用者の中にはMiniの前身機となる存在を思い起こす方もおられるでしょう。

詳細はこのあと順にみていきたいと思いますので、まずはHERO11 BLACKのスペックから確認していきましょう。

GoPro HERO11 BLACKのスペック確認


HERO10からの外観、フォルムの変更は特にありません。強いて言うならばロゴが10から11に変わったくらいです。。。

GoProのモデルチェンジの傾向では1年毎に新機種のリリースを行っていますが、いわゆる大型アップデートとマイナーチェンジは隔年で行われてきています。

1年前のHERO9からHERO10へのモデルチェンジでは、GoProのコアともなるGPプロセッサーが新型に置き換えられるという大型アップグレードが入っています。
GPプロセッサの性能向上により、フレームレートが30fpsから60fpsと倍の処理性能に向上し、その恩恵は多大なものでした。

この流れで行くと今回のHERO11はマイナーチェンジと言う位置付けと想定されますが、果たしてどうでしょうか。

HERO11 BLACK HERO10 BLACK
ビデオ 5.3K/60fps
4K/120fps
2.7K/240fps
5.3K/60fps
4K/120fps
2.7K/240fps
スローモーション 8x (2.7K、1080p) 8x (2.7K、1080p)
ビデオ安定化 HyperSmooth5.0 HyperSmooth4.0
水平維持機構
フォト 27.13MP + SuperPhoto with HDR 23MP + SuperPhoto with HDR
タイムラプス ビデオ
タイムワープ ビデオ TimeWarp3.0 TimeWarp3.0
ナイトラプス ビデオ
防水 10m 10m
フロントディスプレイ
ライブストリーミング 1080p 1080p
チップ GP2 GP2
サイズ 幅71.8 x高さ50.8 x奥行き33.6mm 幅71.8 x高さ50.8 x奥行き33.6mm

上のスペック比較表ではアップグレード内容に寂しさを感じますが、HERO11では撮影のコアと言えるイメージセンサーの性能が大きく向上しています。

27MP 新型イメージセンサーの搭載

HERO11で搭載される新型のイメージセンサーは、27メガピクセルもの超高画質センサーです。
「映すものすべてにプロフェッショナルな印象を加える」と豪語する性能が、このイメージセンサーには期待されています。

更にビデオからキャプチャー出来る写真の解像度は24.7MP。

シャッタータイミングを気にすることなく撮影を続けられるのは、HERO11の強みでしょう。

HyperSmooth5.0へ

更にビデオ安定化性能もアップグレードしています。

ジンバル不要と言われたGoProの手ブレ防止機能。どこまで突き詰めれば気が済むのか、と言わんばかりに進化の一途を辿っています。

HyperSmooth5.0には自動ブースト機能が備えられ、動きやスピードに基づいて補正レベルを自動調整します。

また、ビデオ安定化機能としては、HERO10でも搭載されていた水平維持機能にロック機能が加えられるなど、ソフトウェア面でもアップデートが行われています。

Enduroバッテリー

HERO11では従来のバッテリーに比べて常温時、低温時の性能に優れるEnduroバッテリーが付属します。

25℃の環境下での向上値

  • 5.3K60ビデオ:60分 (28%延長)
  • 4K120ビデオ:51分 (40%延長)
  • 4K60ビデオ:71分 (13%延長)
  • 1080p30ビデオ:120分

より詳しいEnduroバッテリーの詳細はこちらの記事でご確認ください。

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HERO11 BLACKでは、イメージセンサーと言うハードウェア面での大きなアップグレードと共に、ソフトウェアアップデートによるモデルチェンジが行われています。

HERO11 BLACKへの期待度は、高画質をどこまで求めるかによるでしょう。

GoPro HERO11 BLACK Miniのスペック確認

HERO11 BLACK Miniは完全新規となるニューモデルアクションカメラです。

先に少しお話した前身機的な立ち位置にあるSessionは、2016年発売のHERO5 Sessionモデルを最後にアップグレードは終わっています。

惜しまれながらレパートリーから姿を消したSessionですが、ここにきて小型モデルの登場に心が躍った方も多いのではないでしょうか。

MiniのコアとなるプロセッサーとイメージセンサーはHERO11 BLACKと同じものが使用され、動画、写真、安定化機能、クラウド、SNS連携はBLACKと同等スペックです。

HERO11 BLACK Mini
ビデオ 5.3K/60fps
4K/120fps
2.7K/240fps
スローモーション 8x (2.7K、1080p)
ビデオ安定化 HyperSmooth5.0
水平維持機構
フォト 27.13MP + SuperPhoto with HDR
タイムラプス ビデオ
タイムワープ ビデオ TimeWarp3.0
ナイトラプス ビデオ
防水 10m
モニタディスプレイ ×
ライブストリーミング 1080p
チップ GP2

BLACKとの大きな違いは3点。

  • コンパクトなサイズ
  • モニタディスプレイがない
  • バッテリー交換できない

コンパクトである事がMiniの強みであり、このコンパクトさが新たな映像シーンの開拓につながります。

しかし、そのために削ぎ落されたものがモニタディスプレイでありバッテリーの交換機能です。

モニタディスプレイのないMiniでは、本体上部に備えられた小型表示パネルと操作ボタンで操作をするか、スマホを接続して操作、モニタすることとなります。
この操作方法は日常の撮影では使い難さが際立つため、Miniの使い道が日常を想定していないことは明白です。

またバッテリーが交換出来ない制限もあります。
常に撮影時間を気にする必要があり、バッテリーが切れた場合には充電するしかありません。

これら2つの制約が使い方のネックとなる場合には、間違いなくMiniよりもBLACKを選択すべきです。
反対にそれでもこのコンパクトさが必要と感じるシーンにMiniは活きるという事です。

まとめ

HERO BLACKのアップグレードに伴い、ユーザーは益々撮影環境やセッティングを気にすることなく撮影に専念できるようになってきました。

その中でHERO11 BLACKは間違いなく最新スペックであり最高峰のアクションカメラです。
GoProを初めて手にするユーザーは迷うことなく最新モデルを手にすることをおすすめしますが、既にHERO10を所有しているユーザーにおいては高画質への要求レベルに合わせて検討すると良いでしょう。

しかしながらHERO11 BLACK Miniの登場は大きなニュースです。
一度は閉ざされたコンパクトタイプの再登場は、よりアクティブで、より近距離での撮影を可能にします。
ユーザーのイマジネーションを刺激し、新たな映像の創出へと導く可能性を秘めたMiniは、一考の価値があるでしょう。

GoPro / ゴープロ


ヒーロー11 ブラック

HERO11 BLACK

85,800

(税抜参考価格:78,000)

GoPro / ゴープロ


ヒーロー11 ブラック ミニ

HERO11 BLACK Mini

63,800

(税抜参考価格:58,000)

(画像出典:GoPro)

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