こちらの記事は2019/10に投稿された記事です。現在GoProの最新機種はHERO12となります。最新機種HERO12の情報をお探しの方は下記記事をご覧ください。

2019年10月25日、GoProの新機種HERO8 Blackが一斉に発売されました。HERO8は今までのGoProの枠から飛び出した革新的な機種ですが、1点注意しなければならない事があります。それはGoProを支える多様なアクセサリへの影響です。
今回は、従来機種をお持ちの方から初めてGoProユーザーとなる方までを対象に、HERO8ユーザーになる前に確認しておかなければならない事を、HERO8とHERO7を比較しながら紹介します。

この差は大きい!?HERO8とHERO7の違い
新機種HERO8 BlackとHERO7 Blackとの性能面での比較はこちらの記事でも紹介した通り、ビデオ撮影/写真撮影両面において機能も性能もワンランクアップしています。更にモジュラーによる拡張性は、今までにない期待感を植え付けています。

ひとえに優秀という言葉を使うならば、やはりHERO8 Blackこそが最も優れた機種ということにはなりますが、使用するシーンに合わせて機種を選ぶ(コストを抑える)ことも、これまで通り変わらずおすすめしています。それは本体の価格だけでなく、GoProを使う上で必要となるトータル的なコスト判断です。そのためには今回紹介する「注意しなければならない事」含めての検討が不可欠です。
HERO8 Blackだからこそ注意しなければならないことがある
冒頭で少し触れましたが、HERO8は今までのGoProの枠から飛び出した革新的な機種です。具体的には次の写真を見てみましょう。
この写真はHERO8 Black(左)とHERO6 Black(右)を並べたものになります。(HERO6 BlackはHERO7 Black、HERO5 Blackと同サイズです。)
従来の”枠”から飛び出し、ボディーサイズが大きくなっています。数値としては次の通りです。
HERO8 BLACK | HERO7 BLACK | |
幅 | 66.3mm | 62.3mm |
高さ | 48.6mm | 44.9mm |
奥行き | 28.4mm | 33.0mm |
重量 | 126g | 116g (フレームを含めると142g) |
奥行き(厚み)はHERO8 Blackが非脱着式レンズとなったため薄くなっていますが、縦横のサイズは一回り大きくなっています。
この変化が影響するところは、HERO7 Blackまでの機種で使用できたフレームやハウジングと呼ばれるアクセサリが装着できなくなるということです。例えばダイビングやGoProの保護として使用してきたハウジング類、ドームポート等のGoProを装着して使用するアクセサリや風切り音を低減するための防風カバーなど、GoPro本体をはめ込むようなアクセサリは全て使用できなくなります。
もしあなたがHERO7 Black以前の機種から乗り換えようとしているのであれば、フレーム類のアクセサリは使えなくなるため注意が必要です。また新たにGoProユーザーとなる方は、HERO7 Black以前のフレーム系アクセサリは使えないため、購入時はHERO8 Blackに対応しているかどうかをよく確認するようにしましょう。
使えるアクセサリはあるの?
ではその他のアクセサリはどうでしょう?まずGoPro本体を固定するマウント類は使用することが出来ます。HERO8 Blackではボディーにマウントが収納される仕様となり、従来のフレームの取り付けが不要になりましたが、マウントの寸法に変更はないため、これまでのマウントは基本的に使用することが可能です。
保護フィルムは使える?
次に気になる保護フィルムです。保護フィルムは市場にたくさんの種類が出ており、そもそも使えるものと使えないものの選定は必要になりますが、レンズ、ディスプレイ、ステータススクリーンの寸法は、HERO8 BlackとHERO7 Black以前の機種とでは異なるため、基本的には使用することが出来ません。
HERO8 BLACK | HERO7 BLACK | |
レンズ | 27.5×27.5mm | 29×26mm |
ディスプレイ | 57×39mm | 56.5×38.5mm |
ステータススクリーン | 18×18mm | 17.5×17.5mm |
※測定誤差を含んでおります。
ただステータススクリーンとディスプレイの寸法差はほとんどないため、保護フィルムの種類によっては旧モデルの保護フィルムを使用することも出来そうです。
バッテリーは使える?
ハードユーザーにとって重要なバッテリー。バッテリーはGoProが発売している純正のバッテリーと低価格な準拠品がありますが、GoProは純正バッテリーの使用をもちろん推奨しており、不定期ですがファームウェアが更新される際に準拠品へのシステムロック対策が行われますので、基本的には純正バッテリー以外は使用できないと考えるべきでしょう。
その他
その他、レンズカバーやインターフェース類など、HERO8 Blackで変更された仕様に関係するアクセサリについては使えなくなっている場合があります。これらについては販売元に確認してから購入するようにしましょう。
まとめ
基本的なマウントアクセサリについてはそのまま使える仕様なので、買い替えの方以外はそれ程アクセサリの運用に困ることはないでしょう。気を付けなければならないのは新たにアクセサリを購入する場合で、その場合は対象機種をよく確認することをおすすめします。
HERO8 Blackはアクションだけでなく様々なシーンで活躍するカメラです。しかもこれからのGoProの進化を一緒に楽しめる革新的なモデルでもあります。是非その手に持って感じてください!