こちらの記事は2018/09に投稿された記事です。GoProの最新機種はこちらよりご確認ください。
GoPro hero7の発売情報が飛び込んできました。
既にアクションカメラの分野は成熟しきっていると思っていたため全くのノーマークでしたが、hero7は良い意味で期待を裏切ってくれました。
早速スペックや価格をチェックしましょう!
GoPro hero7 Blackのスペック
まずはスペックの確認です。
hero7の登場で旧機種となってしまったhero6と比較してみよう。
HERO6 Black | HERO7 Black | |
ビデオ | 4K/60fps 1080P/240fps |
4K/60fps 1080P/240fps |
フォト | 12MP/30fps |
12MP/30fps SuperPhoto |
ビデオ安定化 | ◎(Advanced) | ☆(HyperSmooth) |
風音低減機能 | 〇 | 〇 |
10M防水 | 〇 | 〇 |
音声コントロール | 〇 Wake on Voice |
〇 Wake on Voice |
ライブストリーミング | – | 〇 |
GPS位置情報取得 | 〇 | 〇 |
RAW+WDR写真 | 〇 | 〇 |
タッチズーム | 〇 | 〇 |
特殊撮影 | Night Photo Time Lapse Photo Time Lapse Video Night Lapse Photo |
Night Photo Time Lapse Photo Time Lapse Video Night Lapse Photo TimeWarp Video |
hero7もhero6と同じGP1チップを搭載しているため、処理能力は大差なしです。
しかし特筆すべきは「TimeWarp Video」という新たな撮影モードを提供したことでしょう。
もちろんその他にビデオ安定化性能も格段に向上しているようで、既にhero6でも歩行レベルの動きに対してはまるでドラマ撮影のような安定した映像が得られていましたが、hero7では更に進化し、ジンバルが不要になるのではという期待の声も上がっています。
またフォトモードの改良、ライブストリーミング機能の拡張などSNS社会への適応性も加えられています。
TimeWarp Video タイムワープビデオ
タイムワープビデオとは、動きながらタイムラプスビデオを作成するモードです。
従来、タイムラプスと言えば定点撮影が基本でした。
タイムラプスを動きながら撮影するには高い精度のビデオ安定化性能が求められます。
hero7にはこれを実現するほどの性能が備わっています。
また 定点で撮影するという既成概念がある中、新たな撮影方法を提供するに至る発想力はやはりアクションカメラの先駆者であるGoProだからこそ出来た技でしょう。
hero7はBlackだけじゃない??
今回発表されたhero7は、実はBlackだけではありません。
HERO7 BLACK | HERO7 SILVER | HERO7 WHITE |
$399.99 (¥49,800) |
$299.99 (¥37,800) |
$199.99 (¥27,800) |
(18/09/27時点の参考価格)
この並びを見て想像される通り、SilverとWhiteはBlackの廉価版になります。
そしてhero6に比べスペックアップしているのはBlakのみです。
SilverとWhiteはチップ自体もGP1チップではなく、そのため撮像性能もhero6以下です。
故にhero7の”売り”ともいえるタイムワープビデオ撮影は出来ません。
更にバッテリー組込型のため長時間の撮影が実質不可能になります。
ただこのスペックで十分な撮影シチュエーションも多々あります。
撮影用途と照らし合わせ、最適なGoProを選択する必要があるでしょう。
低価格アクションカメラに押されつつあったGoProですが、既成概念を打ち破る新たな一手をhero7で投じてきました。
SNS時代に合わせてきたともいえる機能ですが、そもそもGoPro自体がSNS時代を先読みしてきた製品なのかもしれません。
9月リリース予定の新たなGoPro hero7で、あなたのSNSライフもバージョンアップしてはいかがでしょう。
(画像出典:GoPro/Amazon)