モノトーンのスタイリッシュなアウトドアギヤがシンボル的な”ものづくり企業” muraco(ムラコ)。今回、春先に合わせて新作が発表されました。
その名は「ZIZ 5P」。
現在までの情報をまとめてみましたので、気になる細部を見ていきましょう。
muraco 新作テント「ZIZ 5P」
ZIZ 5Pはトレンドであるツールーム型テントです。5P(5人用)ということでファミリーキャンパーがターゲットとなる中型クラスのテントになりますが、拡張性に優れたテントでもあるため多人数を収容するベースキャンプ的な使い方も出来そうです。
外観はmuracoの象徴でもあるブラックが基調で、フレームやポールに至るまで黒一色に統一されています。
その中で一際映えるmuracoのロゴ。浮き出るようなホワイトカラーはmuracoファンにはたまらない事でしょう。
モノトーンを自在に操るスタイリッシュな外観が特徴的なmuracoのギヤですが、勿論それだけではありません。ものづくりメーカーとしての技術やアウトドアブランドとしてのノウハウは、このZIZ 5Pにも展開されています。
フレーム構造
まずはフレーム構造を見てみましょう。
シンプルながら耐風性に優れたクロスフレーム構造が採用されています。
クロスフレーム構造はmuracoを代表するBLACK BEAKでも採用され、耐風性と設営性を両立する効率の良い構造です。小さな子供連れのファミリーキャンプでは、設営のし易さは重要な条件です。使い易いツールームが簡単に設営出来るところは、ZIZ 5Pの強みになるでしょう。
ベンチレーション
次にピックアップする部分はオールシーズンに対応するベンチレーションシステムです。
4方に設けられたウィンドウとサイドドア上部に設置された大型ベンチレーションは、特に熱を蓄えやすい黒色幕において必須の機能です。
反対に冬場の冷気を遮蔽するためのスカートは、フライ全周に設置されています。
これらの機構をシチュエーションに合わせてしっかり機能させることで、オールシーズンに対応することが出来るでしょう。
アレンジ性
最後に紹介するのはアレンジ力です。現代のキャンプギヤにおいて、このアレンジ性は重要な要素です。場所や地形、人数など様々なシチュエーションで快適にキャンプライフを送るためには、その場に合ったサイトレイアウトに順応できる必要があります。
ZIZ 5Pは、このアレンジ性においても高い評価が付けられます。
まずは正面の拡張型ドアパネル。通常1枚の跳ね上げ型が一般的ですが、ZIZ 5Pのドアパネルは折り返して格納されているため、前方にタープが張られたような日陰空間を作り出すことが出来ます。
更にサイドにも出入口が設けられているため、テントサイドにリビングスペースを設けたりとサイトレイアウトのアレンジが行えます。
そしてツールーム型の特徴でもある、大型シェルターとしての利用方法。インナーテントを外せば大人数を収容するベースキャンプとしても使用できるため、”いつも”と違うスタイルを楽しむことも出来るでしょう。
muraco / ムラコ
ZIZ 5P
(画像出典:muraco)