アウトドア人口が増え続ける近年、新たな幕を求め海外幕へと歩が流れ始めていますが、ここ日本で新たなブランドが芽を出し始めました。
北アルプスの玄関口「長野県松本市」で立ち上がったそのブランドはZANE ARTS（ゼインアーツ）。
第一弾として公開された たった4つのアイテムには、キャンパーの心を十分に惹き込む美しさがあります。
今回は待ちきれないZANE ARTSのプロダクツを一緒に見ていきましょう。
ZANE ARTS（ゼインアーツ）の特徴と魅力
ゼインアーツは機能性と共に自然の中での美しさ、人と自然との一体感を目指したものづくりを考えているブランドです。
故にいずれのギアも自然に溶け込むアース色でまとめられ、幾何学的なアウトドアギアでも自然に調和し、馴染み、そして落ち着いた時間を作り出すものばかりです。
然しながら新しい構造と目を惹くフォルムは特別な時間に特別な空間を作り出し、やはりキャンパーを高揚させるのです。
ゼインアーツのプロダクツには、ポリエステルリップストップをベースに表面にシリコーン、裏面に着色ポリウレタンをコーティングした防水性と遮光性、更に強度を備えた生地が用いられています。
フレームには軽量且つ強度の高いジュラルミン（またはアルミ合金）が採用され、素材レベルでは様々な負荷への配慮まで行き届いていると言えます。
これらのベース情報を基に、ゼインアーツの送り出す新たなスタイルを覗いてみましょう。
ZANE ARTS（ゼインアーツ）プロダクトの紹介
第一弾として公開されたプロダクトは4点。
現在のキャンプスタイルの中で特に需要が高いワンポール型シェルターとツールーム型テント、そして少人数用シェルターとタープです。
いずれも他にないオリジナル性の高いアイテムになっています。
ZEKU-M / ゼクーM
魅了されるのがそのデザイン。
一般的なワンポールテントの裾をエクステンションフレームが立ち上げることで室内空間が拡大され、更に室内と室外とを程よく区切る大きな開口を作り出します。
大きな開口は夏場でも十分なベンチレーションを促し 室内からでも自然を感じられる、まさに融合の象徴です。
付属のリビングシートは室内の一部に土間部を残す形状のため、出入りや収納を快適にします。
クローズ時にも換気を促すベンチレーションと中央に設けられた3ヶ所のハンギングポイントは、室内レイアウトに自由度を与えます。
一張りすればそれだけで十分なキャンプライフが送れるでしょう。
GIGI-1 / ギギ1
ギギ1は2ポールシェルターならぬ1ポール型のデュオサイズシェルターです。（実際は3ポール構造です。）
2ポールシェルターのような自由度の高いアレンジ力を持ち、それでいて簡単な設営性が魅力です。
耐風性についてはまだ未知数ではあるが、エクステンションポールで立ち上げた構造がベンチレーションシステムを作り出し、更に室内空間の有効スペースを広げます。
室内天井部にロープ取付用ループが設けられているため、ランタンやシェラカップなどの吊り下げが可能です。
シチュエーションに合わせたアレンジで様々なキャンプスタイルが楽しめるシェルターでしょう。
ROGA-4 / ロガ4
寝ると過ごすの2つのスペースを作り出すツールーム型テント。
全高を抑え、ダブルクロスフレーム構造により高い耐風性を誇ります。
サイドにも設けられた出入口は設置レイアウトの幅を広げ、タープとのアレンジを楽しませてくれます。
付属のインナーテントは4人を収容し、フライシートのみで使用する場合は8人を収容できる大型サイズにも関わらず、重量はわずか4.6kg。
携行性もよく、様々なシチュエーションで活用できるテントでしょう。
GEU / ゲウ
4つのウィングを備える珍しい幾何学形状のタープ。
生地目の方向をテンション方向に合わせる事で自然な曲線を生み出し、大自然の中で美しく映えます。
ポール長とペグポジションを工夫することで、天候や人数に合わせたスタイルを楽しむことが出来るでしょう。
タープサイズに対して作り出される日陰面積が大きく、4つのウィングが陽射しや風雨を効果的にカットします。
アレンジ力と適応性が魅力のタープのため、240cmメインポール2本と160cmサイドポール2本、専用のタープテープ（通称：小川張りテープ）が初めから付属します。
センスとオリジナリティの光るタープです。
まとめ
最適な素材選定と需要に直結したスタイル、そして誰をも魅了するオリジナリティを持ち合わせたZANEARTS（ゼインアーツ）のプロダクツ。
それは老舗ではなく後発ブランドだからこそ出せる強みなのかもしれません。
果たして来年4月の発売予定日まで待てるでしょうか？
（画像出典：ZANE ARTS）