どんな季節にも、どんなシチュエーションにも、どんな気分にも合わせ易い2ポールシェルターは、グルキャンからソロまで幅広い汎用性を持つ使い易い幕です。
本webサイトでもいくつか2ポールシェルターを紹介していますが、今回はひとつ違った視点からのおすすめとしてVISIONPEAKS/ビジョンピークスのTCバタフライシェルターを紹介したいと思います。
VISIONPEAKS/ビジョンピークスとは
ビジョンピークスは、スポーツ用品店ヒマラヤのプライベートブランドです。
低価格で入門的なギアから、ベテランが好むコアなギアまで多数揃えるアウトドアブランドです。
どちらかと言うと入門的なブランドと言う印象が強く、ビギナーは手に取りやすい反面、ベテランは離れやすいという面もありますが、それを逆手に取ったブランド展開でビジョンピークスは躍進しています。
ビジョンピークスが選択したその手法は「ロゴ隠し」です。
ビジョンピークスの多くのギアは、ロゴのないシンプルなデザインをとっています。
このロゴ隠しにより、ベテランキャンパーもブランドを気にすることなく手に取れ、また、キャンプを始めた頃に購入したビジョンピークスギアを長く使い続けることにも繋がるでしょう。
【VISIONPEAKS】TCバタフライシェルター
そんな「ロゴ隠し」により映えるビジョンピークスのギアの中で、キャンプデビューの多くなるこの時期にこそ紹介したいギアがTCバタフライシェルターです。
ツーポールシェルター(またはツインポールシェルター)は、2本のポールをメインフレームとするシェルターです。
テントではなくシェルターという分類になりますので、フロアのない大型タープと言った方がイメージに合うでしょう。
一般的な使い方としては、シェルター内にテーブルやチェアなどを並べて団欒スペースとしたり、小型のテントを中に張る「通称カンガルースタイル」として使用することが多く、寒い時期や悪天候でも使えるオールラウンドなシェルターです。
(画像出典:Amazon)
フライはフルクローズや一部を開放する張り方に加え、シェルター前面をサブポールで立ち上げる「通称パッカーン」にも対応します。
(画像出典:Amazon)
ビジョンピークスのTCバタフライシェルターには、このサブポール2本も標準で付属しています。
サブポールを追加すれば、大型オープンタープにもアレンジすることが出来るでしょう。
(画像出典:Amazon)
TCバタフライシェルターの特徴
ここまでは多くの2ポールシェルターと大差のない特徴の紹介でしたが、ここからはTCバタフライシェルターならではの特徴です。
特徴1
ひとつ目の特徴は製品名にも含まれているTCです。
TC(ポリコットン)は綿とポリエステルの混紡素材で、高い透湿性と上質な肌触りを特徴とする生地です。
TCバタフライシェルターはフライにポリコットンを使用しているため、オールシーズンにおいて快適な室内空間を作り出します。
また、一般的なポリエステル生地に比べ耐火性があるため、焚火などの火の粉にも強いという特徴もあります。
もちろん欠点もあります。
TCの欠点としては防水性と重量です。
ポリエステルに比べると防水性が低く、大雨時には内部に染み出てくる可能性があります。
更に元々重量が嵩むTCですが、雨天時には吸水することで更に重量が増します。
雨天撤収の際には覚悟が必要となります。
どんな素材にも利点と欠点は付きものです。
TCは雨天には弱いですが、夏は熱気溜まりを起こさず冬は結露し難く、そして何より一度手にすると離れられない肌触りがあります。
シーンに合わせて使い分け、上手く付き合う事もアウトドア技術のひとつでしょう。
特徴2
そしてふたつ目の特徴はギアフックです。
メインポールの先端にDリングが備えられているためランタンやデイジーチェーンなどが掛けられ、シェルター上部を有効活用することが出来ます。
特徴3
3つ目の特徴は既に紹介済みではありますが、ロゴのない無地の幕です。
ロゴがないことで、ブランドを気にすることなく本来のギアのクオリティーで使うことが出来ます。
オリジナルのロゴを取り付けて遊んでみるのも良いかも知れませんね。
サイズ
最後にTCバタフライシェルターのサイズです。
(画像出典:Amazon)
ソロやデュオでのカンガルースタイルには丁度良いサイズ感で、全高も高く圧迫感も少ないでしょう。
まとめ
TCバタフライシェルターは2ポールの特徴でもある設営のし易さとアレンジの広さを備え、且つTC生地による上質な空間を驚きの価格でつくり出すコスパの良い幕です。
ビギナーはもちろんベテランキャンパーも遊べる幕なので、是非検討してみてください。
VISIONPEAKS / ビジョンピークス
TCバタフライシェルター
TC BUTTERFLY SHELTER