夏から秋へと季節が移り、アウトドアでも過ごし易いシーズンの到来です。
しかし朝晩通して快適な期間は短く、あっと言う間に夜間は鋭く冷え込み始めます。
寒さを感じ始めた体は暖かい服やシュラフだけでは満足せず、芯から温まるには暖房器具を望みます。
今回は様々な暖房器具の中でも比較的使い易く、暖房性能の高い燃焼系ストーブを紹介しましょう。
燃焼系ストーブとは
燃焼系ストーブとは石油やガスを燃料とし、火の力で熱を得る暖房器具です。
(画像出典:Amazon)
小学校でお世話になった石油ストーブもそのひとつ。
燃料自体が安価で、暖房性能が高いことから冬場のお供として重宝されています。
燃焼系ストーブのメリット/デメリット
燃焼系ストーブが他の暖房器具に比べて優れているところは、高い出力により広い空間を温められる暖房性能です。
例えばセラミックファンヒーターの場合だとヒーターが向いているところは暖かいですが、向いていない多くの空間は暖められません。
対して燃焼系ストーブは周囲全体を温められるため、団欒スペースなど多くの人が集う場合にも分け隔てなく暖めることが可能です。
反対にデメリットと言えば安全性があげられます。
燃焼するために酸素を消費するため、閉ざされた空間では酸素が欠乏し、場合によっては不完全燃焼による一酸化炭素中毒を引き起こします。
燃焼系ストーブを使用する場合はこれらを防ぐために換気が不可欠です。
換気の量は燃焼状態やシェルターなどの構成にもよるため一概には言えませんが、不安な場合は一酸化炭素警報器を使用することをおすすめします。
燃焼系ストーブを選ぶ時のポイント
燃焼系ストーブを選ぶ時に確認すべき仕様は次の4つです。
- 出力
- サイズ
- 燃焼継続時間
- 安全機能
出力
出力は暖房性能を表す値です。
高ければ高い程暖める能力が高いことになりますが、一般的には出力が高くなるほど燃料の消費が増え、本体のサイズが大きくなります。
出力、燃費、サイズのバランスを考慮して選ぶ必要があります。
サイズ
燃焼系ストーブの出番は冬場です。
冬場はただでさえ夏場に比べ荷物が多くなりますので、大きすぎるストーブは積載できなくなる可能性があります。
出力やデザインと共にサイズも重要な因子なので、積載スペースをよく確認して選定しましょう。
燃焼継続時間
燃焼継続時間は、燃料満タン状態で着火してから燃料がなくなるまでの時間です。
火力は外気温に合わせて調整することになるため、あくまで参考値となりますが、燃料が尽きた場合は注ぎ足す必要があるため運用状況を想定しておきましょう。
安全機能
安全機能には様々な物があります。
揺れを検知して自動消火する機能や、異常加熱を検知する機能などがあります。
安全を確保する大切な機能なので、運用方法を考え不足がないものを選びましょう。
厳選 燃焼系ストーブの紹介
それではよく使われる燃焼系ストーブとおすすめのストーブを紹介しましょう。
Alpaca / アルパカ
newアルパカストーブ
サイズ | 350×350×H405mm |
タンク容量 | 3.7L |
出力 | 3.0kW |
燃焼継続時間 | 約10時間 |
重量 | 約6.6kg |
トヨトミ
対流型レインボーストーブ
サイズ | 388×388×H485.7mm |
タンク容量 | 4.9L |
出力 | 2.5kW |
燃焼継続時間 | 20.2~40.2時間 |
重量 | 約6.2kg |
snow peak / スノーピーク
レインボーストーブ
サイズ | 388×388×H485.7mm |
タンク容量 | 4.9L |
出力 | 2.5kW |
燃焼継続時間 | 約20時間 |
重量 | 約6.2kg |
Aladdin / アラジン
ブルーフレームヒーター
サイズ | 388×405×H551mm |
タンク容量 | 4.1L |
出力 | 2.68kW |
燃焼継続時間 | 約15時間 |
重量 | 約8.5kg |
Sengoku Aladdin / センゴク・アラジン
ポータブルガスストーブ
サイズ | 320×335×H390mm |
タンク容量 | -(ガスカセットボンベ) |
出力 | 2.0kW |
燃焼継続時間 | 約1時間40分~4時間20分 |
重量 | 約5.7kg |
snow peak / スノーピーク
タクード
サイズ | 380×380×H340mm |
タンク容量 | 3.1L |
出力 | 2.15kW |
燃焼継続時間 | 約15時間 |
重量 | 約6.0kg |
OMNI / オムニ
オムニバーナー
SI-56 | SI-57 | |
サイズ | W490×H430mm | W380×H360mm |
重量 | 約15kg | 約10kg |
火の力で温めてくれるストーブはキャンプの強い味方です。
寒さに震えて過ごす前にしっかり準備しておきましょう。