デザイン、品質、コストの三拍子が揃うアウトドアブランド「Hilander/ハイランダー」。
高品質なものが低コストで入手できるため、ビギナーはもちろん、ベテランキャンパーにも愛用者が多いブランドです。
中でも最強のコスパと噂されるハイランダーのハードクーラーは高い人気を得ていますが、今回新たに目を疑うような低価格モデルが登場したので、従来モデルと比較しながら詳細を紹介しましょう。
【Hilander】ハードクーラーボックス
ハイランダーはアウトドア用品の通販サイト「Naturum/ナチュラム」のプライベートブランドです。
釣具を中心にアウトドア用品を展開してきたナチュラムが初めて自社ブランドとして立ち上げたブランドで、ウッドロールテーブルなど数々のヒット商品を生み出しています。
中でもハイランダーのハードクーラーボックスは、高保冷タイプの中では異質とも言える低価格で参入し、一気に知名度を上げた商品でもあります。
しかし主張をしない見た目とは裏腹に、圧倒的な保冷力と低価格が既成概念を打ち破り、価格がネックで手を出せなかったキャンパーにもハードクーラーの恩恵を手にすることが出来ました。
価格はYETIなどの主力ブランド品に比べて半額以下、保冷性能は7日間氷を保つことが出来る程です。
クーラーボックスの側面が水滴でべたべたにならない様は、高保冷タイプのハードクーラーボックスならではのパフォーマンスです。
【Hilander】ハイランドクーラーボックス25L
あの衝撃から早4年。
さらなるインパクトをもたらすハードクーラーが「ハイランドクーラーボックス25L」です。
よりギアとしての主張が強くなり、ハードスタイルにも馴染み易くなったように思います。
もちろん変更点は外観だけではありません。
最も大きな変更は保冷力です。
従来モデルでは7日間もの長期において氷を保持する保冷力がありましたが、ハイランドクーラーボックス25Lの保冷力は2日間の氷の保持までとなります。
例えば、25Lサイズは2Lのペットボトルが約4本、500mLのペットボトルでは約18本入るサイズ感です
このサイズだとデュオやファミリーキャンプでは1泊2日分の食料が収容できる限界のサイズなので、2日間保冷出来れば十分という考え方が出来ます。
過剰なパフォーマンスを追求しないことで、ハイランドクーラーボックス25Lは価格上昇を抑えています。
保冷力
従来モデルに比べると弱くはなった保冷力ですが、2日間氷の状態を保持出来る保冷力は”高保冷タイプ”と言えるレベルの優れた性能です。
この保冷力を生み出す秘密は高密度で厚みのある断熱材と、蓋に設けられたパッキンによるものです。
※同サイズのクーラーボックスであれば保冷力の比較パラメーターとして重量がひとつの目安となり、ハイランドクーラーボックス25Lは従来モデル25Lに対しておよそ67%の重量比になります。
そしてケースの断熱効果を無駄にしないための重要な構造が蓋のパッキンです。
パッキンによる冷気の損失防止効果はかなり大きく、パッキンの有無は保冷性能の見極めとして重要になります。
もちろんハイランドクーラーボックス25Lよりも高保冷モデルのクーラーはいくつもありますが、シチュエーションによってはオーバースペックと成り得る場合もあるので、保冷性能とコストのバランスを見極めることも大切でしょう。
サイズ
外寸はW55.3×D31.4×H38cm、重量はおよそ4.8kgです。
(画像出典:Hilander)
内寸はW41×D23×H27.5cmです。分厚い断熱材が備わっている分、外寸に比べて内寸は小さく感じられますが、500mlのペットボトルがおよそ18本並べられる広さがあります。
各部詳細
(画像出典:Hilander)
まとめ
ハイランドクーラーボックス25Lは、一般的なキャンププランに合わせてオーバースペック分をコストカットに添加したオプティマイズモデルです。
少人数の1泊2日のキャンプに合わせ、保冷力、サイズ感、そしてコストのバランスが最適化されていますので、シチュエーションがフィットする方には特におすすめです。