テンマクデザインから新作デュオテント『ツーピークキャビン』が発売

Outdoor Gears

2021年、怒涛の新作ラッシュを仕掛けるテンマクデザインから、この春新たにデュオ向けのテントが発売されました。
新幕は2本のポールで建つツーポールテントで、ミリタリー調のカラーリングと斬新なデザインを特徴とするソロでも使えそうなテントです。

それでは、テンマクデザインが得意とするT/Cと斬新なデザインが織りなす新幕を紹介しましょう。

【tent-Mark DESIGNS】ツーピークキャビン

ツーピークキャビンは2~3人サイズの2ポールテントです。
「安心して寝れる」をコンセプトに設計され、遮光性と耐風性、そしてプライバシーにも配慮されたテントです。

外観からはパップテントの様にもロッジテントの様にも見えますが、ツーピークキャビンは2ポールタイプのダブルウォールテントです。

しかし構造は一般的なテントと異なるため、フライとインナーテント、そして前室の構成は少し説明が必要になると思いますが、まずはテントとしての基本仕様について先に確認することとしましょう。

ツーピークキャビンの基本仕様

ツーピークキャビンに使用される生地は、フライがポリコットンT/C、インナーテントがポリエステル、前後室がポリコットンT/Cとなります。

フルクローズ時に雨に打たれる個所はフライと前後室なので、雨風に耐える箇所はポリコットンT/C生地となります。

テンマクデザイン公式ではポリコットンT/Cの耐水圧は公にしていませんが、ポリコットンT/C部は内側にPUコーティングがされていることもあり、ザーザーと降る雨の中でも内側まで染みてくることはありませんでした。

フロアはバスタブ型となっており、耐水圧は1,500mmです。
少し物足りなさはありますが、グランドシートを用意すれば問題ないでしょう。

インナーテントのサイズは2,400×2,200mmと正方形に近い形状です。

ポールが立つ部分が最も高く、それでも全高は1,600mmと低く抑えられていることで一人でも簡単に設営することが出来ます。
実際に設営に慣れてくると、1人でも10分程で設営可能です。

メインのベンチレーションは、入口を兼ねた前後の大型メッシュパネルです。

前後室を全開し、出入口をメッシュにすることで風が吹き抜けていきます。

また、インナーテントの側面にも開閉可能なメッシュ窓が設けられており、ここから空気を取り込むことも出来ます。

右の写真はインナーテントのみの状態。

インナーテントの底がバスタブ型であることと、フライと地面の間に隙間が出来る設計であることで、フライとインナー間に空気の層が確実につくられ、窓を開ければ空気を取り込むことが可能です。

ツーピークキャビンの構造と設営方法

では記事のはじめに少し触れた、ツーピークキャビンの構造について解説しましょう。

一般的なダブルウォールテントでは、フライがテントの空間を作り出し、インナーテントが寝室を囲います。
テント空間の中でインナーテントが囲わなかった空間が前室となる訳なので、いわばフライが前室を形成しているという事になります。

しかしツーピークキャビンはインナーテントがテント空間を作り出し、フライはルーフ(屋根)としての役割しか担っていません。
そのため前後室はインナーテントに取り付いていて、前後室と寝室の境はインナーテントの出入口で区切られています。

この斬新な構造が、ツーピークキャビンの独特なデザインを生み出しています。

文章の補足も兼ねて、ここで設営動画の紹介です。動画の後半はアレンジについても紹介していますので、是非ご覧ください。

まとめ

軍幕チックな雰囲気と斬新なデザインが魅力的なツーピークキャビン。
クローズスタイルからオープンスタイル、更にお籠りスタイルにもマッチする汎用性の高いテントです。

遊べる要素が詰まったテントなので、是非手に取ってみてください。オールシーズン使い倒せるテントです。

tent-Mark DESIGNS / テンマクデザイン


ツーピークキャビン

Two Peak Cabin

52,800

アウターサイズ W240×D420×H160cm
インナーサイズ W220×D240×H152cm
ファブリック フライ:ポリコットンT/C
インナー:ポリエステルタフタ68D
ボトム:ポリエステルオックス210D
耐水圧 ボトム:1,500mm
ポール アルミ合金製3本継ぎ(φ16mm×1500mm)×2本
収納サイズ 64×22×26cm
重量 約10.97kg

(画像出典:tent-Mark DESIGNS)

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