汎用的で使い易い!ブッシュクラフトの男前アウトドアナイフ

Outdoor Gears

アウトドアの必需品のひとつであるナイフ。
調理やブッシュクラフトなど様々なシーンで重宝するナイフは、一度手にすると手放せない利便性と魅力を持ち合わせています。

アウトドアナイフには様々な種類があり、手軽に使える汎用的なナイフから、扱うにはスキルが必要な専門的なナイフまで数多くありますが、初めて使用するナイフには汎用的で扱い易いナイフを選ぶ方が良いとされています。

そこで今回は、汎用的で扱い易く、長期において実用的な男前ナイフを紹介します。

Bush Craft Inc.とは

今回紹介するアウトドアナイフは、Bush Craft Inc.が手掛けるアウトドアナイフ「モダンスカンジ・アロカス/Modern scandi AROKAS」です。

Bush Craft Inc.は、ブッシュクラフトを社名とする2015年に設立したアウトドア用品の企画・製造・販売を手掛ける会社で、野営にフォーカスするブランドとして高い認知度を誇ります。

代表的なギアとしてはウルトラライトファイヤースタンドたき火フライパンなどで、いずれもコアな野営において利便性と楽しさが立つギヤです。

そんなコアなブランドが、入門をターゲットとする男前なアウトドアナイフを手掛けていることをご存知でしょうか?

モダンスカンジ・アロカス / Modern scandi ALOCAS

アロカスはフィンランド語でルーキーの意味をもちます。

ナイフの扱いに慣れていないビギナーでも使い易く、そしてひとつのナイフだけで多くの作業が行える汎用性にも拘り造られています。
そのためモダンスカンジ・アロカスは、ルーキーと言う名を持ちながらセカンド(予備)ナイフとしても頼れるため、ナイフ歴問わず”使える”ナイフでもあります。

モダン・スカンジ ナイフとは

モダン・スカンジはBush Craftの造語で、スカンジナイフのモダン調という意味があります。

モーラナイフを始め多くのブッシュクラフトナイフにみられるスカンジグラインド形状のブレード(刃)をベースに、より汎用性が高くビギナーでも簡単に扱えるようモダン(現代的)に仕上げたナイフがBush Craftのモダン・スカンジ ナイフです。

スカンジグラインド形状とは

スカンジグラインド形状とは、刃のベベル(刃先に至るブレードの傾斜部)がフラットに作られたブレード形状で、高い汎用性が特徴です。

鋭く薄く研がれた刃先は繊細な作業を可能にし、フラットなベベルはクサビの力学で効率的に力を伝達するため、薄い物から厚みのあるものまで引裂くことが出来ます。

Bush Craftのモダンスカンジ・アロカスは、汎用性の高いスカンジグラインドをベースに作られているため、扱い易く癖のない特徴を持ちます。

然しながら薄い刃先は衝撃に弱く、バトニングなどの負荷の高い作業では刃こぼれがしやすいという特徴もあります。
特に刃厚が薄いナイフでは刃こぼれのリスクは高くなります。

モダンスカンジ・アロカスは扱い易い軽量なナイフを理想とするため、刃厚は薄い2.2mmのステンレス鋼を刃材に選択しています。
もし伝統的なスカンジグラインド形状を選択していたならば、負荷の高い作業では使用できなかったでしょう。

モダン・スカンジとは

扱い易いが刃こぼれし易い、薄肉のスカンジナイフ。
そこでBush Craftは、軽量で作業性のよいスカンジグラインドに剛性を加えるアレンジを施します。

モダン・スカンジ形状は、スカンジグラインド形状に比べ刃を鈍角にすることでベベルを短くし、刃先の厚みの確保と負荷の分散を可能にしました。

剛性を上げるだけであれば肉厚を増やしたり、ベベルを外側に膨らませたコンベックスグラインド形状を選択することも出来ますが、それでは求める作業性と汎用性が得られないため、Bush Craftは刃厚2.2mmに拘り、2.2mmに対して剛性と作業性のバランスが取れたモダン・スカンジ形状を創出したのです。

モダンスカンジ・アロカスの特徴

モダンスカンジ・アロカスの最大の特徴であるブレードについては前述した通りで、刃渡り:103mm、刃幅:24mm、刃厚:2.2mmのモダン・スカンジ形状のアウトドアナイフです。

ブレードの材質はステンレス鋼で、錆び難いため食材などの切断にも使用できます。
(錆びない訳ではないため、水分や汚れの除去は必須です。)

ブレードと共に重要となるハンドルは、握りやすい樽型の形状に、指の安全を守るヒルトを備えたラバーグリップです。

目を惹く規則正しいハニカム模様のラバーグリップは、どの方向からの力にも滑り難くなっています。

ハンドル端部も滑らかに仕上げられ、押し込み時にもストレスがありません。

ブレードを保護するシース(鞘)は、水洗いが出来るプラスチック製です。

(2021年夏のマイナーチェンジで、シースとハンドルは同色となりました。)

ナイフを収納しても刃とシースが殆ど触れないため、保管時の腐食リスクが低いメリットがあります。

シースのベルトクリップは角度調整が出来るため、好みの角度で腰に装着することが出来ます。

細部まで拘り、確かな機能性を持ち合わせるモダンスカンジ・アロカス。

モダンなハニカム構造のグリップとブランドロゴが、機能的なナイフを更に男前に演出しています。

まとめ

モダンスカンジ・アロカスは、汎用性と使い易さを特徴とするアウトドアナイフです。
ステンレスを刃材としているため、錆び難くメンテンナンスし易い特徴もあります。

また、頻繁に手入れ出来れば防錆油の塗布も不要で、食材などの切断にも使用することが出来ます。
更に歯厚が2.2mmと薄いため、トマトなどの柔らかい食材などの切断も可能です。

柔らかい木材の切断やフェザースティックなどの中負荷程度の使用までは概ね可能なので、一般的なキャンプ活動に対応出来ます。
但し堅い木材のバトニングやハードなブッシュクラフトでは刃こぼれし易いため注意が必要です。

ビギナーにおいては十二分の活躍をするナイフであり、コアユーザーにおいては緊急時の万能ナイフとして頼ることが出来る、おすすめのナイフです。

Bush Craft / ブッシュクラフト


モダンスカンジ・アロカス/ステンレス

Modern scandi ALOKAS

1,980

 ■ 刃厚:2.2mm
 ■ 材質:ステンレススチール(5Cr15MoV)
 ■ 刃長:103mm
 ■ 全長:225mm
 ■ 重量:96g(ナイフのみ)

(画像出典:Bush Craft/Amazon)

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