キャンプやピクニックには必須のアイテムといえるタープ。
日除け、雨除け、風除けなど、一張りするだけで快適なサイトを作り出すことが出来ます。
厳しい環境でも快適な空間を作り出せるタープですが、タープの力はそれだけではありません。
サイトの雰囲気作りにも大きく影響を及ぼすことが出来るため、テントやギアとのコーディネートも重要です。
今回はタープの種類と選び方、そしておすすめの映えるタープを紹介しましょう。
タープの種類と選ぶ時のポイント
タープの形はヘキサ、レクタ、スクリーンの3種類・・・と言うのは遠い昔。
おしゃれなキャンプやハードなキャンプが好まれるようになり、タープの形は多様になりました。と言っても基本はやはりこの3種類です。
ヘキサタープ
(画像出典:snow peak)
六角形のオープンタープ。
2本のポールで簡単に美しく張ることが出来ます。
設営面積に対して日陰面積は小さいですがその分解放感に優れ、耐風性の高さも特徴です。
レクタタープ
(画像出典:snow peak)
四角形のオープンタープ。
2本のメインポールと4本のサブポールを用いた設営が基本となりますが、他にも様々な設営が楽しめる自由度の高さも特徴です。
設営場所に合わせやすいため高い人気があります。
この他にもたくさんの形のタープがありますが、季節や天気、人数や雰囲気など、その時のシチュエーションに適したタープを選ぶことが、快適なキャンプのためには大切です。
タープを選ぶ時のポイント
タープを選ぶ時に確認すべき仕様は次の3つです。
- タープの形
- 生地の材質
- サイズ
タープの形
タープの形はヘキサ、レクタ、スクリーン以外にも数えきれない程多くの種類があります。
それは日差しや雨、風や視線などから団欒スペースを守るという目的に加え、キャンプスタイルが多様化してきたことも要因でしょう。
その中で基本の3タイプのタープは一般的な野外活動において汎用的に適応するものになりますが、ある方面に特化したタープは適するシチュエーションが限定的であることは念頭に入れておく必要があります。
また複雑な形状のタープはテンショニングが複雑で設営が難しいものもあるため、ビギナーの方は特に注意が必要です。
タープの形を選ぶ際はサイトの構成や雰囲気に加え、これらも加味する必要があるでしょう。
生地の材質
タープの生地に使用される繊維はポリエステルとコットンが主流です。
ポリエステルはビニール系の材質で軽量且つ防水性を備えていることが特徴です。
一方 コットンは重く防水性がない反面、耐熱性と通気性に優れます。
生地の性能は繊維の性能が大きく反映されるため、ポリエステル生地は軽く耐水圧が高いものが一般的です。
そのため天候に左右されずに使用でき、また設営も簡単で大型化することが可能です。
一方コットン生地は重く耐水性が低いため大雨の時にはタープ裏側へ浸水することがありますが、通気性が高く湿度が溜まり難いという特徴をもつため、夏場には爽やかな空間を作り出すことが出来ます。
また耐熱性があるためタープの傍で焚火をすることも可能です。
タープの生地はこの2種類だけでなく、ポリエステルとコットンを複合縫製したポリコットン生地(TC生地)や、メーカー独自製法のハイテク生地も存在します。
生地の特徴を把握し、サイトの雰囲気と使用方法に適した選択が大切です。
サイズ
団欒スペースに対して十分な広さを持つことは重要です。
然しながら限りあるスペースの中での設営を考えると、ただ大きいだけが全てではありません。
最低限必要な団欒空間とタープを張るために必要なスペースとを比べ、適したサイズを導き出す必要があります。
その際に考慮しなければならないのはタープの作り出す日陰面積とガイロープを張るための空間です。
特にヘキサの場合、六角形のタープ形状ためにメインポール付近は日陰としてあまり利用できません。
またタープを美しく張るにはガイロープを張るための十分な空間が必要になります。
これらはタープの製品仕様から確認できますので購入前には必ず確認しましょう。
厳選使いやすく映えるタープの紹介
タープには様々な種類があります。
今回は開放感のあるヘキサやレクタの他、人気のタープやおすすめタープを厳選して紹介しましょう。
TATONKA / タトンカ
タープ3TC
Tarp 3 TC
爽やかな肌触りと火の粉に強いポリコットン生地が、タープとの距離を縮めてくれます。
ベージュにグリーンが混ざったような色合いで、自然の中に溶け込みます。
幕サイズ | 400×400cm |
ファブリック | TC(ポリコットン) |
重量 | 約2.1kg |
tent-Mark DESIGNS / テンマクデザイン
男前タープ
OTOKOMAE TARP
タープ縁周りに16ヶ所、幕内両面に18か所ものループポイントが設けられ、あらゆる張り方に順応に応えます。
正に野営のために生まれたようなタープです。
幕サイズ | 285×285cm |
ファブリック | コットン |
収納サイズ | 52×14×14cm |
重量 | 約2.33kg |
DOD / ディーオーディー
いつかのタープ
ITSUKA NO TARP
タープ本体の他、ポール、ガイロープ、ペグが揃ったオールインワン仕様です。
ランタンフックにもなる小川張り用延長ベルトが付属するのも嬉しい。
カラーバリエーションは、カーキ、タン、ブラックの3色です。
幕サイズ | 420×410×H230cm |
ファブリック | 150Dポリエステル(PUコーティング) |
耐水圧 | 2,000mm |
収納サイズ | 67×14×14cm |
重量 | 約5.4kg(一式重量) |
snow peak / スノーピーク
HDタープ ヘキサ(L)
もちろん美しさだけでなく高い防水性と剛性を備え、丁寧な縫製技術により作り上げれた信頼性の高いタープです。
ポリエステル生地には撥水加工に加えシールド加工が施され、日差しもしっかりカットします。
美しさと性能を兼ね備えた、ヘキサをシンプルに楽しめるタープでしょう。
幕サイズ | 570×500cm |
ファブリック | 210Dポリエステルオックス |
耐水圧 | 3,000mmミニマム |
収納サイズ | 80×17×22cm |
重量 | 約3.6kg |
UNIFLAME / ユニフレーム
レボタープⅡ<L>タン
REVO TARPⅡ<L>TAN
独特なフォルムと自由度の高さが魅力です。
REVOシリーズはタープを基軸に拡張出来る構成になっているため、目的と人数に合わせて揃えていくのも楽しみです。
ファブリック | ポリエステルタフタ150D |
耐水圧 | 1,800mm |
収納サイズ | 72×17×15cm |
重量 | 約2.1kg |
DOD / ディーオーディー
オクラタープ
OKRA TARP
濃い日陰と高い透湿性が夏場に最適です。
8か所すべてにポールとガイロープを取り付けることが出来るため、自由な張り方が楽しめるのも魅力です。
カラーバリエーションは、ブラック、タン、ベージュの3色です。
幕サイズ | 510×510cm |
ファブリック | ポリコットン |
耐水圧 | 350mm |
収納サイズ | 61×18×18cm |
重量 | 約4.2kg |
SotoLabo / ソトラボ
コットン コカゲ ウィング
cotton KOKAGE wing
流れるような美しい稜線が魅力的なウィングタープです。
Made in Japanに拘り、確かな品質を保証しています。
カラーバリエーションは、サンドとアーミーグリーンの2色です。
幕サイズ | 500×530cm |
ファブリック | コットン |
収納サイズ | 27×15×63cm |
重量 | 約4kg |
tent-Mark DESIGNS / テンマクデザイン
ムササビウィング13ft.TC”焚き火”version
ソロ~少人数に適したサイズで、ひっそりと森の中に身を隠すようなスタイルが基本形。
地面と火に近く、空を高く感じられるタープです。
幕サイズ | 390×380cm |
ファブリック | TC(ポリコットン) |
重量 | 約2.15kg |
snow peak / スノーピーク
HDタープ“シールド” メーヴェL
ファブリック | 210Dポリエステルオックス |
耐水圧 | 3,000mmミニマム |
収納サイズ | 78×18×21cm |
重量 | 約4.4kg |
MSR / エムエスアール
ランデブーサンシールド200ウィング
RENDEZVOUS 200 WING
独特なアレンジ張りが魅力的で、設営から楽しくなるタープです。
大人数でもしっかり収容できるサイズと形状なので、グループ利用に最適です。
オールインワン仕様ですが、アレンジを楽しむには別途ポールを揃えると良いでしょう。
幕サイズ | 550×480cm |
ファブリック | 68Dポリエステルリップストップ |
耐水圧 | 1,500mm |
収納サイズ | 63.5×15cm |
重量 | 約3.06kg |
snow peak / スノーピーク
HDタープ シールド ヘキサエヴォPro.
シールド加工が施され強い日差しの下でも安心して過ごすことが出来ます。
プライバシーを守りつつ解放感を味わえるヘキサタープです。
幕サイズ | 640×565cm |
ファブリック | 210Dポリエステルオックス |
耐水圧 | 3,000mmミニマム |
収納サイズ | 80×20×20cm |
重量 | 約4.5kg |
鎌倉天幕
タープ 530DL
TARP 530DL
ポール部にひさしが設けられ、タープ面積の最大まで日陰や雨の吹込みをカバーします。
幾何学的な開口部にはメッシュパネルやクローズパネルを取り付けることが可能で、シチュエーションに合わせたアレンジも自由自在。
使い易く映えるタープです。
幕サイズ | 530×570×260cm |
ファブリック | ポリエステルオックスフォード300D |
耐水圧 | 2,000mm |
収納サイズ | 23×23×79cm |
重量 | 約9kg(FABRIC:7kg) |
テントとタープでサイトを作るというキャンプスタイルだけでなく、タープだけで寝床を作るコアなキャンプスタイルなどキャンプのスタイルはどんどん多様化しています。
いろいろなキャンプスタイルを楽しむ近道は、新たなタープとの出会いなのかもしれません。