野営のひとつの楽しみでもある焚火。
焚火は寒さを凌ぐためだけでなく調理の火元として使用したり、ソロキャンプでは安全と安心の確保のためにも行われますが、何よりも炎の揺らめきや薪の弾ける音には、至福の癒しがあります。
そんな至福の時間を十分楽しむためには、少なくとも3つの道具が必要とされています。
今回は焚火のための三種の神器ともいえる3つの焚火ギアを紹介しましょう。
焚火を楽しむための3つの道具
焚火を楽しむためには最低3つの道具が必要です。
焚火の燃料となる薪を作る道具、焚火が自然を破壊しないようにするための焚火台、そして火を起こすための着火道具です。
これらには決まったひとつの道具がある訳ではないため、数ある道具の中からシチュエーションやスタイルに適した道具を選ぶこととなります。
今回は3つの場面で必要となる、おすすめの焚火ギアを紹介します。
その1.薪作りの道具
まずは焚火の燃料となる薪を準備するための道具から。
薪作りは元となる木をどう調達するかにより必要な道具が変わります。
一般的なキャンプ場で薪を購入する場合、既に大振に割られた薪が入手できるため、道具としては大振の薪を細く割るための斧(オノ)や鉈(ナタ)が必要になります。
ブッシュクラフトのように自然の中から薪となる木々を調達するような場合には、太い枝などを切断するための鋸(ノコギリ)や、小さな枝を切断したり削いだりするためのサバイバルナイフが適します。
調達する原材料やキャンプのスタイルによって道具の使い分けは重要になりますが、どの道具も持っておいて損はありませんので、順番にでも揃えることをおすすめします。
それでは薪を作るための道具をいくつかピックアップしましょう。
Husqvarna / ハスクバーナ
手斧 50cm
サイズ | 17.5×50cm |
重量 | 約1.4kg |
Silky / シルキー
ポケットボーイ170
全長 | 折込時:210cm、使用時:375cm |
重量 | 約225g |
BOHKEN CLUB / 冒険倶楽部
なたとのこ
全長 | 鉈:350mm、鋸:340mm |
重量 | 鉈:約380g、鋸:約90g |
Morakniv / モーラナイフ
Bushcraftナイフ
全長 | 23.2cm |
重量 | 約123g(ナイフのみの重量) |
その2.焚火台
次に紹介するギアは焚火台です。
焚火台は焚火の熱から自然を守るための重要な道具です。
多くのキャンプ場では焚火台無しでは火を起こすことが出来なくなっていますので、キャンプに行くのであれば必ず準備しなければなりません。
焚き火台は多くのアウトドアブランドが手掛けていることもあり、見た目や構造、サイズなど、バリエーションは豊富です。
下の記事にてワイドサイズとソロサイズのおすすめを紹介していますので、焚き火台をお探しの方は是非ご覧ください。
その3.火起こし道具
焚火台と薪が揃えばあとは火を起こすのみ。
火を起こす作業はいくつになってもワクワクしますよね。
初めの頃は太い薪まで火を移すのに苦労するため、簡単に火が作れるライターなどがおすすめですが、慣れてきたらファイヤースターターなども火起こしに味わいが出るためおすすめです。
火起こしはキャンプの醍醐味でもあるため、出来ればファイヤースターターなどで格好良く決めたいところですが、火起こしで手間取っては限りある時間を有意義に過ごせませんので、無理せず使える道具を持っておくのも大切です。
SOTO / ソト
スライドガストーチ
サイズ | 1.8×3.5×11-18.5cm |
重量 | 約55g |
UCO / ユーコ
ストームプルーフマッチキット
サイズ | Φ39×79cm |
重量 | 約42g |
Bush Craft / ブッシュクラフト
ファイヤースチール
Fire Steel
サイズ | ロッド:60×9.5cm |
重量 | 約55g |
今回紹介した3種の道具は焚火をするためには欠かせない道具です。
あなたのキャンプスタイルに合う道具を是非見付けていただき、至福の時間を楽しんでください。
最後に、焚火は場所や時間への気配りが重要です。
皆が安全に過ごせるよう、安全・安心を常に意識しましょう。