大雨・強風・悪天候の日のキャンプ。注意すべき事と持ち物をチェック

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待ちに待ったキャンプの日。そんな日に限って天気予報は雨なんてことはよくあることです。

近年ではキャンプ人口も増えてきて、大型連休ともなると何か月も前から予約を確保するのに苦労します。
そんな苦労の中勝ち取ったキャンプの日が、例え悪天候予報だとしてもなかなかキャンセルするなんてのは心理的に難しいものです。

今回は悪天候時のキャンプで気を付けなければならない事や持ち物を紹介しましょう。

キャンプの日が台風予報。どうすれば?

楽しみにしていたキャンプの日。高まる想いは誰もが同じでしょう。
そんなキャンプの日に台風が近づいてきた。どうすれば無事キャンプが行えるのか・・・。
そんな気持ちでこの記事に辿り着いた方にまずお伝えしたいことは、キャンプの日に台風が直撃するならば迷ってはいけません。
キャンプは中止すべきです。

例えあなたが決断しなくても、多くのキャンプ場は閉鎖され、行きたくてもキャンプに行くことは出来ないでしょう。
台風が危険であり脅威であることは既知の事です。
何よりも大切なのは命であり、キャンプの心髄は人に迷惑を掛けないことです。

それでも期待はするものです。
台風が逸れることを。

そう願いながら出来る限りの準備を・・・。ここからはそんな悪天候時の備えについて紹介しましょう。

強風大雨時のキャンプの準備

台風が逸れたとしてもキャンプの脅威がなくなる訳ではありません。
特に強い風はキャンプの大敵で、強風と大雨に備える準備と知識が必要不可欠です。

装備偏

まずは装備から。
背の高いテントや耐風性のないテントでは設営することすら困難です。
例えばワンポールテントやロッジ型テントは風を受ける面積が大きい上に剛性が低いため、強風時に損壊する恐れがあります。
更にコットンやポリコットンを生地とするテントは撥水性が低く且つ幕の重量が重いため、耐風耐水性が求められるシチュエーションには不向きです。

強風大雨などの悪天候の中でキャンプを行うのであれば、ハードなシチュエーションにも耐え得るテントが必要不可欠です。

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またオープンタープは全く使い物になりません。
雨で重くなったタープが強風で煽られるシチュエーションでは、タープの破損リスクは格段に上がります。

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最も重要な居住用アイテムであるテントやタープは、最悪のシチュエーションでもしっかり安全を担保してくれるものを選ぶことが大切です。

ペグダウン偏

テントを構成する部品と言えばフレームと幕、そしてペグとガイラインです。
強風に耐え、受け流す役割はフレームと幕が担いますが、テント自体をその場に保持する役割はペグとガイラインが担います。

例えハードな環境に適したテントだとしても、ペグダウンが不十分では何の意味もありません。
テントの耐風性を確実に活かすためには、テントの角やガイラインは全てペグダウンしましょう。
またペグ自体の強度と保持性能も重要です。
固い地盤にしっかり食い込み、強い荷重がかかっても曲がることのない鍛造ペグやY字ペグを使用すべきです。
更に地面の質やぬかるみ状況に合わせた適切な長さを選ぶことも重要です。

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収納偏

天気の良いキャンプではラックやテーブルなどに愛用のキャンプギアを飾る方は多いと思いますが、雨風が強い日にはそうはいきません。
雨に濡れて故障したり風に吹き飛ばされて紛失すれば、折角のキャンプが台無しです。
使用しない時は雨風から守ってくれ、使う時にはすぐ取り出せる、そんな収納形態をとる必要があります。

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収納コンテナは天候問わず運搬や保管する上で大変重宝しますので、キャンプギアの収納の基本アイテムとして考えておくことをおすすめします。

設営・撤収偏

設営や撤収作業は両手を使用します。
雨天時にも作業が出来るよう、傘だけでなく撥水性のある服を準備しておくことも必要です。

テントの撤収ではペグは極力最後まで残しておき、はじめにフレームやガイラインの取外しから行います。
フレームを取り外した幕は地面に押し当てることで風の影響を抑えることが出来ますが、万が一煽られてもペグが捕まえてくれるようにリスクを考慮しながら撤収を進めましょう。

また、雨が想定される場合にはゴミ袋などの大きな袋を準備しておくと濡れたテントを車に積む際に便利です。

安全が最優先

悪天候時のキャンプ対策をいくつか紹介しましたが、それでも台風のような最悪なシチュエーションでは危険しか伴いません。
楽しいはずのキャンプが最悪の思い出にならないよう、最優先すべきは安全ということを忘れずに。

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