キャンプ料理をこだわり抜く!アウトドアに適したフライパン8選

Outdoor Gears

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キャンプでの料理は家庭の料理とどこか違う特別感がありますよね。
食材だけじゃなく調理器具にもこだわり、ワイルドながらに繊細な料理を求める方は多いと思います。

ただ”焼く”だけでもムラのないジューシーな”焼き”にこだわり「鉄板」を選ぶ方や、高い熱で表面をパリッと仕上げながら芯まで熱を通す「炭火」にこだわる方など、どんなスタイルでもキャンプの夕暮れ時は一球入魂の料理を作るための特別な時間です。

そんな特別な時間をワイルドに、そして効率的においしい料理を作るために、今回はアウトドアパンを紹介しましょう。

アウトドアパンとは

家庭での調理の定番ギアでもあるフライパン。
定番とされる理由は言うまでもなく優れた利便性です。
広い焼き面積で一度に多くの食材を加熱出来る効率性、柔らかい食材から固い食材まで、場合によっては煮込み料理まで行える汎用性、そして片手で扱える機動性とさっと洗える手軽さをフライパンは秘めています。

そんなフライパンの中で、アウトドアの環境や料理に適したものがアウトドアパンです。

アウトドアパンを使った基本的な調理の仕方やフライパンのランクともいえる性能は、アウトドアでも家庭でも同じ水準で測られます。
それは丈夫さと軽さと蓄熱性ですが、特にアウトドアでは肉料理が主役になることが多いため、蓄熱量の高さが重要視されます。

蓄熱量とは

蓄熱量とはフライパンが蓄えることが出来る熱量です。
蓄熱量が少ないフライパンは熱し易い反面冷め易く、逆に蓄熱量が大きいフライパンはなかなか温まらない反面、冷め難いという特徴があります。

蓄熱量が大きなフライパンの場合、冷えた食材が投入されても温度が低下し難く、瞬時に表面の余分な水分をサッと蒸発させることでベタッとさせません。
更に素早く表面をカリッとさせることで食材内部の水分やうまみを外に逃がすことなく焼き上げるので、内部はジューシーな仕上がりになります。
水分のある食材をカリッ、フワッと仕上げるにはフライパンの蓄熱量が大きく影響します。

この蓄熱量はフライパンの材質と板厚によります。
軽くて持ち運びやすいアルミに比べ、分厚く重い鉄の方が素材レベルで蓄熱量が高くなります。

ワイルドさ

もうひとつ、アウトドアパンにはワイルドさも求められるでしょう。

整った環境で正確な熱を得ることが出来るキッチン環境と異なり、アウトドアではゴトクや焚き木、石の上に無造作に置かれることは常です。
更に勢いよく焚き付けられた炎は凄まじく、部分部分で加熱具合の異なる変化に富んだ熱応力にも耐えなければなりません。

アウトドアというハードな環境で酷使させられても、それを跳ね返すほどのタフさがアウトドアパンには必要となります。

アウトドアパンには料理を上手く焼き上げるためのパンの厚さと、ハードな環境にも屈しないタフさが備わっていることが基本的な条件となります。

しかし、キャンプスタイルが多様な現代ではそれだけが全てという訳ではないことも理解しておく必要があります。
スタイルやシチュエーションにより、フライパンの厚さや重量、料理への拘りなどの優先度も様々です。
それらを考慮し、適したフライパンを選ぶことも重要です。

今回は無骨で屈強なアウトドアパンに加え、ブッシュクラフトやバックパッキングにも対応するアウトドアパンまで厳選して紹介しましょう。

厳選 アウトドアパン

LODGE / ロッジ


シーズンスチール スキレット 10インチ

(画像出典:Amazon)

アウトドアグリルパンの定番と言えばロッジのスキレット。
スキレットと言ってもこちらは鋳物ではなく鉄板で作られたグリルパンです。
食材に素早く万遍なく熱を伝えることが出来るカーボンスチール製のパンには、火元から離れた調理を可能にする長くスリムな持ち手が付きます。
シーズニング済みなので購入後すぐ使用できます。

8,200

サイズ Φ26-L47cm 深さ3.2cm
重量 約1,600g

turk / ターク


クラシックフライパン 6号28cm

(画像出典:Amazon)

ドイツの鉄製品メーカーであるタークが150年間変わらず作り続けるクラシックフライパンは、1枚の鉄の塊を何度も叩き鍛え上げた強靭な鍛造フライパンです。
持ち手も一体構造のため、カマドや焚き木にぶつけても壊れることがありません。
ひとつひとつ職人が手作業で作り上げるため重量や形に差が出ますが、無骨で荒々しい佇まいは使い込む程に味わいが出てきます。

28,600

サイズ Φ28-Φ20-L52.5cm 深さ11.8cm
重量 約1,900g

PETROMAX / ペトロマックス


シュミーデアイゼン フライパン

Schmiedeeiserne Pfanne SP28

(画像出典:Amazon)

鍛造で鍛え上げたパンに油逃がしの溝が彫り込まれたペトロマックスのフライパン。
網目状の溝は焦げの原因となる油を逃がすため、火加減の難しいアウトドアでの調理を救済します。
持ち手は溶接されており、1枚鋼よりは劣るものの確かな強度を誇ります。
使って善し、掛けて善しの格好良さもペトロマックスならではでしょう。

11,800

サイズ Φ28-L53cm
重量 約1,600g

Bush Craft / ブッシュクラフト


たき火フライパン

(画像出典:Amazon)

ブッシュクラフト向けのフライパン。
グリル調理に必要な蓄熱性は期待できませんが、薄く軽量なため持ち運びしやすく、コッヘルよりも焼面が広いため様々な調理に使用することが出来ます。
万人に受けるフライパンではありませんが、ハンドルを自作出来る歓びを見出せるキャンパーにおすすめです。

4,620

サイズ Φ22.5 深さ1.8cm
重量 約505g

パール金属


ラクッキング 鉄製蓋付片手グリルパン20cm

(画像出典:Amazon)

コストパフォーマンスに優れる家庭用調理器具メーカー「パール金属」のグリルパン。
深さがあり、専用の蓋も付いてくるため料理の幅が広がります。
パンには焦げ付きを防ぐシリコンコーティングが施されており、購入後すぐ使用する事が出来ます。
強火に焚きつけるとコーティングが剥がれることがありますが、剥がれてもそのまま使用できるためアウトドアではガンガンに焚きつけて剥がして使う選択肢もあり。
ハンドルが短いため並べて置いても引っ掛けることがなく、また収納時に嵩張らないのも魅力です。

3,520

サイズ Φ21.5-L29cm 蓋付き高さ5cm
重量 約510g

PATHFINDER / パスファインダー


フォールディング スキレット&リッドセット

(画像出典:Amazon)

ステンレス製の美しく錆びにくいフライパン。
底部は厚めの鋼材で作られ、蓄熱バランスに優れた繊細な調理に対応します。
収納や持ち運びに考慮した折り畳み式ハンドルも魅力です。

5,280

サイズ Φ21-H5.5cm
重量 約560g

DeBUYER / デバイヤー


クレープパン 24cm

(画像出典:Amazon)

クレープ生地を焼くためのフライパン。広く美しい底面が特徴です。
板厚2.5mmの鉄製パンなので、強度と蓄熱性に優れステーキの焼き上げもお手のもの。
もちろんアウトドアでのスイーツづくりにも適します。
シンプルでスタイリッシュなフライパンです。

2,713

サイズ Φ24-Φ21-L46cm 深さ1.4cm
重量 約1,200g

JHQ / ジェイエイチキュー


マルチグリドル

(画像出典:Amazon)

フライパンとは一味違った感覚で、多彩な料理に対応するマルチグリドルパン。
表面にイノーブルコーティングが施され、焦げ付き難く耐久性に優れます。
素材はアルミ合金なので、見た目よりも軽いのも魅力。
中央に向かって傾斜が作られているため、水分の多い料理でも活躍します。

9,250

サイズ φ33×4.3cm
重量 約980g

焼網や鉄板、スキレットなどアウトドア向けの調理ギアがある中で、フライパンはどちらかと言うと汎用的なギアになります。
そのため専用の調理ギアには劣ることもありますが、フライパンひとつあればこなせる料理の幅は広く、また片付けまで含めると最も効率の良い調理ギアとも言えます。

多くのシーンで使い倒せるフライパンを、是非ひとつ手にしてみてください。

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