悪環境を快適に!テント泊におすすめのクローズドセルマット6選

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耐久力と安定性に優れるクローズドセルマットは、ハードなシーンに欠かせないスリーピンマットのひとつですが、信頼性と共にコストパフォーマンスも高いため、テント内のフロアマットとしても使用されるなど汎用性を備えたマットでもあります。

今回はクローズドセルマットの構造と役割、そしておすすめを紹介しましょう。

クローズドセルマットとは

(画像出典:Amazon)

クローズドセルマットは、フォームマットやフォームドマットとも呼ばれ、フォーム状(スポンジ状)のポリエチレンなどを母材とするスリーピングマットです。

スリーピングマットには、地面の凹凸から身体やテントを守るクッション性能と、地面からの冷気を遮断し体温を保温する断熱性能が求められ、更にアウトドアでの使用を想定されているため、携行性や耐久性にも考慮が必要です。

クローズドセルマットは多孔質という性質の母材のため、内部に小さな空気の層を多数備えるため、ポリエチレンの弾性と合わせてほど良いクッション性能と断熱性能を備えています。
また、エアマット類と異なり多少の損傷でも問題なく使用出来る信頼性も備えています。

但し圧縮してコンパクト化することが出来ないため、携行性においては他マットに劣っています。

クローズドセルマットの使い方

ソロサイズのクローズドセルマットの一般的な使い方は、シュラフの下に敷いて寝床を確保することです。

地面の凹凸をクローズドセルマットが吸収することで、凹凸部分に体重がのってもシュラフやテントフロアが損傷することを防ぎ、また、床面のクッション性を確保することで快適な寝床を作り出します。

クローズドセルマットは概ねR値2程度の断熱性能を備えているため、3シーズンに渡る温暖な気候においてはクローズドセルマットだけでも十分ですが、冬や寒冷地でのテント泊ではクローズドセルマットの断熱性能では不十分です。

寒冷地ではより断熱性能の高いエアマットやインフレーターマットが選択される傾向が高いですが、マットそれぞれの特徴を活かし、クローズドセルマットとエアマットを重ねて使用するケースも多くあります。

また、クローズドセルマットは休息時のクッションやセットアップ時のシートなどスリーピングマット以外の用途でも活用出来るため、パッキングが増えても携行したいギアにもなります。

季節やシーン、スタイルなど、スリーピングマットの選定では様々な要素を総合的に判断することが重要です。

R値

スリーピングマットの重要な機能のひとつである断熱性能には、共通スケールとしてR値という数値が用いられます。

R値は数値が高いほど断熱性能が高いことを表しており、目安としてはR1レベルが夏場、R2~3レベルが3シーズン、R4以上が冬の使用において必要な断熱レベルとなります。

(画像出典:THERM-A-REST)

クローズドセルマットは概ねR2レベルのものが主流となるため、寒冷地や冬の使用においてそれだけでは十分ではありません。

R値という数値で捉える場合、マットそれぞれのR値は重ねることで加算することが出来るため、高いR値のマット1枚で冬を乗り切る方法もありますが、クローズドセルマットと3シーズン用のエアマットを重ねることで冬でも快適に過ごす方法もあります。

断熱構造

クローズドセルマットの断熱性能は、母材となるフォームの性能と共に、断熱フィルム処理による機能向上が主流です。

(画像出典:NEMO)

断熱フィルム処理は、マットの表面にアルミなどを蒸着させることで熱の反射性能を高める処理です。

反射率の高いフィルムが体温を反射することで、輻射効果により体温が奪われずに保温されるメカニズムです。

その他にもフォームを多層化したり形状を工夫するなど、各ブランドが断熱性能やクッション性能などにおける特徴を作り出しています。

厳選 クローズドセルマットの紹介

それではおすすめのクローズドセルマットの紹介です。
サイズや厚み、R値が寒さ対策として重要な特性値となり、携行性が重要な方は重量にも注意して確認してください。

BUNDOK / バンドック


フォールディング マット

(画像出典:Amazon)

コストパフォーマンスに優れるバンドックのクローズドセルマット。
折り畳んで収納できる原始的な発泡ポリエチレン製のマットで、断熱フィルム処理はありません。
暖かい季節の使用においては優秀なコスパです。

1,870

サイズ 60×180cm
厚み 1.8cm
素材 発泡ポリエチレン
R値 未公表
収納サイズ 13×15×60cm
重量 約315g

CAPTAIN STAG / キャプテンスタッグ


EVAフォームマット

(画像出典:Amazon)

断熱フィルム処理のない原始的なクローズドセルマット。
シングルサイズとダブルサイズの2種類が用意されており、ダブルサイズはテントのフロアマットとして活用出来る大きさです。
更にダブルを折り畳めんで使用すれば、高いクッション性と断熱性のシングルマットとして使用することも可能です。
デュオキャンプやファミリーキャンプにおすすめです。

6,050~

シングル ダブル
サイズ 56×182cm 140×217cm
厚み 2.0cm 1.5cm
素材 発泡ポリエチレン、EVA樹脂
R値 未公表
収納サイズ 13×12.5×56cm 70×13×39cm

NEMO / ニーモ


スイッチバック レギュラー

SWITCHBACK REGULAR

(画像出典:Amazon)

硬さの異なる2層のフォームを組み合わせた革新的なクローズドセルマット。
高さのある独特なフォーム形状は、快適なクッション性と優れた断熱性能を備えます。
更に断熱フィルム処理が施され、保温性にも優れるマットです。

7,150

サイズ 51×183cm
厚み 2.3cm
素材 ポリエチレン
R値 2.0
収納サイズ 13×14×51cm
重量 約415g

Therm-A-Rest / サーマレスト


Zライトソル

Z Lite SOL

(画像出典:Amazon)

サーマレストの最も軽量なクローズドセルマットに位置するZライト。
耐久性と柔らかさを両立したフォームが快適な使い心地を実現します。
片面には断熱フィルム処理が施され遮熱性、保温性にも優れます。
高い評価を受けるロングセラーマットです。

6,820

S R
サイズ 51×130cm 51×183cm
厚み 2.0cm
素材 架橋ポリエチレン
R値 2.0
収納サイズ 51×10×14cm 51×13×14cm
重量 約290g 約410g

ZEROGRAM / ゼログラム


トレイルバディ スリーピングパッド

Trail Buddy Sleeping Pad

(画像出典:Amazon)

ロングトレイルを歩くバックパッカーのことを考え作り出された、携行性に優れたクローズドセルマット。
広い設置面積にも拘わらず、軽量且つコンパクトな収納力を備えます。
柔らかく匂いの少ないIXPEを母材に、片面には断熱フィルム処理が施された高規格なUL仕様のマットです。

6,270

サイズ 52×180cm
厚み 1.5cm
素材 発泡素材 IXPE
R値 2.1
収納サイズ 12.6×12.7×52cm
重量 約360g

Therm-A-Rest / サーマレスト


リッジレスト ソーライト

RIDGEREST SOLITE

(画像出典:Amazon)

ロール収納タイプの熱バランスの取れたクローズドセルマット。
折畳み型と比べフォームの形状が均一となるため、全面において安定した熱ポケットを作り出すことが出来ます。
片面には断熱フィルム処理が施され、遮熱性、保温性に優れます。

5,280

S R L
サイズ 51×122cm 51×183cm 63×196cm
厚み 1.5cm
素材 架橋ポリエチレン
R値 2.1
収納サイズ Φ17×51cm Φ20×51cm Φ22×63cm
重量 約260g 約400g 約540g

フォームマットはハードな環境でも安心して使える信頼性と、スリーピングマットの範囲を超える汎用性を備えたマットです。

様々なスタイルに適用し、且つコスパにも優れるマットなので、スリーピングマット選びで迷っている方にはまずフォームマットがおすすめです。

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