長野県松本市を拠点とする新鋭のアウトドアブランド「ZANE ARTS/ゼインアーツ」。
斬新さという言葉がよく似合う、機能と藝術を融合したプロダクトを創り続けているブランドです。
ゼインアーツは今夏、2022年の新作のひとつとして、斬新なフレームが特徴の大型2ルームシェルター「LOLO/ロロ」の発売を開始します。
それでは早速ロロの細部を見てみましょう。
【ZANE ARTS】LOLO / ロロ
ロロは、2ルームタイプの大型シェルターです。
ゼインアーツの特徴でもある斬新なデザインが目を惹きますが、決してデザイン性だけに偏っている訳ではありません。
ロロの最大の特徴は、ワンポールとフレームワークを融合した構造にあります。
この独特なフレーム構造は、ワンポールとフレームワークそれぞれの利点を活かし、更にシナジーをも生み出しています。
ワンポールの特徴は、何と言っても設営のし易さにあります。
フライをペグダウンしセンターポールを立ち上げるだけで設営できる簡便さは、例え大型になったとしても損なわれることはありません。
複雑に見えるロロですが、センターポールを基礎とした構造のため、4コーナーをペグダウンしセンターポールを立ち上げるだけで基礎部分が自立します。
立ち上げたワンポールの基礎部分に前室となるフレームワークを構成することで、ワンポールだけでは造り出せない大きなリビングスペースが構築されます。
更にワンポール部とフレームワーク部のサイズバランスが程よく調整されているため、リビングスペースはセンターポールやデッドスペースのないストレスフリーな空間に仕上がっています。
ロロの細部
それではアウター周りから細部を見ていきましょう。
生地 | 75Dポリエステル リップ |
加工 | 表:シリコーン / 裏:ポリウレタン |
引裂強度 | 縦:3.15 / 横:1.21kgf |
耐水圧 | 1,500mm |
重量 | 78g/㎡ |
ゼクーやギギと同じファブリックが採用されています。
生地の強さに加え、SI/PUコーティングにより高いレベルの引裂強度と耐水圧を有します。
リビングスペースに位置するアウターは、メッシュパネルを備えた2重パネル構造です。
パネルは細かく分割され、風雨や視線をスポット的に遮断することも出来ます。
風雨に対してはスカートも効果的です。
アウター下部全周にスカートが完備されているため、風の吹き込みから室内を守ることが可能です。
また、寝室に位置するアウターにもドアパネルが設置されています。
リビングを通らずインナーテントに出入り出来るため、夜間の移動では特に便利でしょう。
次にフロント部の詳細です。
フロントには雨の吹き込みを軽減するバイザーが備わっています。
また、フロントパネルは跳ね上げが可能で、リビングスペースの拡張や斜めに差し込む日差しを効果的にカットすることが出来ます。
フロントパネルはスカートの端から跳ね上げられるため、スッキリと綺麗に張ることが出来ます。
※跳ね上げ用のポール、ロープは付属しません。
続いて室内空間を見てみましょう。
スッキリとしたリビングスペースの奥には、インナーテントが配置されます。
生地 | ウォール:68Dポリエステルタフタ ボトム:150Dポリエステルオックス |
加工 | ボトム:PU |
耐水圧 | ボトム:1,500mm |
大型のフロントパネルに加え、サイドに設けられたドアパネルと背面のベンチレーションは全てメッシュに対応します。
アクセス、通気性は抜群です。
室内は大人4人がゆったりできる十分な広さを備えています。
荷物スペースや着替え空間としても不足はないでしょう。
まとめ
野の中に築かれるラグジュアリーな空間。
斬新なフレームワークが創り出すフォルムと機能性は、従来のテント分類のいずれにも属さないロロでしか味わうことが出来ない特別なものでしょう。
ゼインアーツの真骨頂が光るロロ。発売は7月下旬予定です。
ZANE ARTS / ゼインアーツ
ロロ
LOLO