メインのバックパックとは別に、テント場や山小屋から山頂を目指すためのアタックザック。
最小限の積載に抑え、機動力を上げてアタック出来る事にはメリットが多くあります。
しかし宿泊ポイントまではただの荷物でしかないため、サブとなるアタックザックを持って行くかは悩ましい問題でもあります。
今回は超軽量且つ手の平に納まるコンパクトサイズのアタックザックを紹介しましょう。
アタックザックとは
宿泊ポイントまではメインのバックパックで向かい、ここで荷物の大半を下ろした後、軽量装備で機動力を活かした山行を行うためのサブザックです。
そのためアタックザックはメインザックほどの容量は必要なく、10~20L程度のものが一般的に選ばれます。
必然的にバックパックよりも小型のザックになりますが、それでももうひとつザックを持つとなるとサイズや重量は大きなリスクとなります。
アタックザックには出来るだけ軽く、出来るだけコンパクトである事が求められますが、その中でもある程度の機能性も要求されます。
【SEA TO SUMMIT】ウルトラSIL Day Pack
シートゥサミットのウルトラSIL(ウルトラシル)シリーズは、超軽量なコンパクトザックです。
シリーズは3サイズに展開し、その中でも中間サイズに位置するウルトラシルは、機能性と携行性のバランスに優れるモデルです。
ウルトラシル ドライ | ウルトラシル | ウルトラシル ナノ | |
容量 | 22L | 20L | 18L |
重量 | 約110g | 約72g | 約30g |
ウルトラシル ドライ
Ultra-Sil Dry
ドライはロールトップ型の22Lデイパックです。
ダブルステッチの縫い目にフルシームテープ処理が施された防水性能を備えたモデルです。
悪天候への対応力とコンパクトな収納力が特徴ですが、軽量化を考えると重量が気になる方もいるでしょう。
ウルトラシル ナノ
Ultra-Sil Nano
ナノは最軽量モデルのデイパックです。
30gという超軽量が特徴のモデルですが、軽さの追求のために機能は削ぎ落されています。
他モデルよりも薄い15Dシルナイロンファブリックが使用され、ショルダーベルトに調整機構が備えられていません。
携行する装備を衣類などの軽量のものに限り、且つナノに体形がフィットする方にはおすすめですが、フィット確認出来ない場合や汎用的に使いたい方には次に紹介するウルトラSILがおすすめです。
ウルトラシル
Ultra-Sil
一気室のザックであることからサイズはW28×D20×H48cmとコンパクトです。
防水性のある30Dシルナイロンをファブリックに採用し、強度と共にある程度の悪天候にも耐えることが可能です。
容量 | 20L |
サイズ | W28×D20×H48cm |
重量 | 約72g |
ショルダーベルトは調整機構を備えるパッドレスの幅広タイプで、背負い心地と軽量化のバランスが取れています。
フロントにはジッパーによる大きな開口が設けられ、レインウェアなどもストレスなく出し入れできるのはこの大きな開口による効果です。
ウルトラシルはサブザックとしての携行性も良く、アタック時の機動性にも優れた”本命”と言えるアタックザックでしょう。
まとめ
シートゥサミットのウルトラSILシリーズは、サブザックとしての特徴に特化したULザックです。
3つのモデルから用途に合わせた選択が出来るのも魅力ですが、中でもウルトラシル、ウルトラシル ナノは携行性にも拘り設計されたアタックザックで、ULハイカーにもおすすめ出来る超軽量さを持ちます。
もちろんUL志向でなくても軽量、コンパクトである事はサブザックに求められる機能であり、アタック時以外でも需要の高いアイテムです。
サブザック、アタックザックをお探しの方は是非検討してみてください。