ニューテックジャパンのレーベル「鎌倉天幕」から、今秋発売される孤高のソロテント「SOLOIST/ソロイスト」。
ありふれたものではない、独創的なキャンプギアを目指して作られたソロイストは、日本の気候、そして現代のソロキャンプスタイルに適合するオールシーズン幕です。
トレッキングからツーリングキャンプまで様々なシーンで活躍出来るソロイストを詳しく紹介しましょう。
孤高のソロテント『SOLOIST/ソロイスト』
鎌倉天幕が孤高と呼ぶソロイストは、ツーポールを基軸に立ち上がるソロ向けのテントです。
(画像出典:Amazon)
フォルムはノルディスクのファクシに似ていますが、基本構造は大きく異なり、ソロイストはシングルウォール構造を採用しています。
そのため重量が約1.5kgと軽く、ファクシ2のおよそ半分まで軽量化されています。
サイズはファクシ2に比べて一回り小さくなっていますが、幅215cm×奥行き110cm×全高120cmとソロとしては十分過ぎる大きさで、2人でも荷物を置くスペースが確保できる程です。
この重量差はツーリングキャンプなどでは大きな差になるでしょう。
また、シングルウォール構造のソロイストには、スピーディーな設営と撤収が行えるという恩恵もあります。
特に雨天時などは素早く室内環境を作り出せるため重宝することでしょう。
それでは各部の詳細をみていきましょう。
メインポール
シチュエーションに合わせて積載量とポール材の選択が出来るようになっています。
ポールを立てるアウターの頂点にはひさし部があるため、ポールを差し込むグロメットがなくてもある程度は支持されますが、ソロイストはポールをアウターの頂点でしっかりとホールドできる構造になっているため、強い風でも倒壊のリスクが軽減されます。
万が一ポールが破損したり代替のポールがない場合には、頂点のループを利用し吊り下げる設営も可能です。
ベンチレーション
更にアウターにはひさし構造も設けられているため、雨の吹込みを防ぎながら喚起する事も出来ます。
また、側面にもベンチレーターが設けられており、天候やシチュエーションに合わせて風の流れを調整出来るようになっています。
ファブリック
優れた防水透湿性と耐久性を備える3層構造の生地が使用され、風や雨をシャットアウトしながら室内の湿気を確実に放出します。
3層生地は軽量化と共にこれらの機能をしっかり達成するようバランスよく作られているため、ソロイストはシングルウォールでありながらオールシーズンに対応出来るスペックを備えることが出来ています。
拡張性
ソロイストには前室を構えるための拡張アイテムがあります。
(画像出典:Amazon)
拡張アイテムSOLOIST VBは、ソロイストの前面又は背面に陣幕を張ることで雨が吹き込まないスペースを作り出すことが出来るアイテムです。
スペースの広さは、ソロイストのテント端から約100cmの位置を頂点とするトライアングル形状になります。
中央で分割することが出来るため、設置したまま出入りをすることも可能です。
設営はソロイストに引っ掛けるだけのため、ソロイスト同様に短時間設営に対応しています。
まとめ
ソロイストは美しいフォルムだけでなく居住性や携行性にも優れたテントです。
ソロ用としてみれば室内に十分な広さがあるため過ごし易く、デュオ用とするならばバックパックテントとして十分なスペックに仕上がっています。
シングルウォールの欠点でもある気温差の影響はファブリックでカバーする狙いが見えますが、寒冷地ではやはり厳しいことが想定されます。
但しこれは設営場所などを工夫することで十分対応可能であり、透湿性の高い生地は一般的なPU生地などに比べれば室内環境の改善効果は高いでしょう。
UL(ウルトラ・ライト)テントレベルの重量にもかかわらず、多くのソロキャンパーが求める機能、性能を確実に見極め、バランスよく設計されたテントです。
キャンプスキルに寄らず使えるテントなので、アウトドアビギナーにも是非おすすめしたいテントです。
鎌倉天幕
ソロイスト
SOLOIST
アウターサイズ | D110×W215×H120cm |
ファブリック | フライ:NYLON 15D RIPSTOP3LAYER WR インナー:POLY MESH WR ボトム:POLY 75D 1500mmPU WR |
耐水圧 | フライ:12,000mm ボトム:1,500mm |
ポール | 付属なし |
収納サイズ | 15×35cm |
重量 | 約1.5kg |
ソロイストVB
SOLOIST VB
サイズ | D100×W215×H120cm |
ファブリック | POLY 75D 1500mmPU WR |
収納サイズ | 5×25cm |
重量 | 約0.25kg |