ノルディスクのバックパックテント全種類を紹介

Outdoor Gears

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白熊のロゴで有名なアウトドアブランド『nordisk/ノルディスク』は、コットンテントと共にハードな環境に適したバックパックテントも手掛けます。

noridiskの歴史は非常に古く、長い年月で培われた技術と品質はHillebergやMSRと並び多くの愛用者に支持されています。

今回はそんなnordiskのバックパックテントに焦点を当て、各テントの特徴を紹介しましょう。

『nordisk/ノルディスク』バックパックテント

バックパックテントはトレッキングなどでザックに詰めて持ち運ぶことが想定されたテントで、軽量かつコンパクトな収納性が求められるテントです。

更に高山や岩場での設営や、強風などにも耐え得る強靭なテントであることも求められます。

バックパックテントは室内の快適さよりも小型で強靭であることの方が優先されたテントで、nordiskのレガシーモデルに位置するコットンテントと比べると、素材はもちろん外観にも大きな違いが見受けられます。

種類とスペック

nordiskのバックパックテントには6種類のモデルが用意されています。
更にそれぞれにはサイズやウェイトレベルなどのバリエーションが揃えられ、その種類は非常に豊富です。

nordiskのバックパックテントの基本となるスペックは、ポールにDAC社製のフェザーライト、アウターにシルナイロンを採用した、強度と携行性において高い水準でバランスの取れたレベルにあります。

この基本スペックから、フレームをカーボン製にするなど超軽量化へ水準を振ったバージョンとしてULW「ウルトラライトウェイト」、又はLW「ライトウェイト」レベルが用意され、反対に、重量が少し増加するが素材や製造過程での価格を抑えたバージョンとして、PU「ポリウレタン」レベルも用意されています。

これらのスペックレベルやサイズはモデルによりバリエーションが異なるため、ここで表にまとめておきます。

モデル サイズ レベル
ULW LW SI(基本) PU
テレマーク 1人用
2人用
3人用
770g
880g
830g
950g




ロフォテン 1人用
2人用
3人用
490g
500g






オップランド 1人用
2人用
3人用



1,730g
1,980g

2,900g
3,300g

3,400g
4,200g
ハッランド 1人用
2人用
3人用



1,500g



3,000g
スヴァルバード 1人用
2人用
3人用




1,700g

2,000g

フィンマーク 1人用
2人用
3人用





3,000g

3,500g

※数字は総重量です。

ULWレベルが設けられているモデルはどちらかと言うとハイエンドモデルになりますが、基準スペックのモデルもバックパックテントとして高いスペックにあります。

レベルバリエーションはモデルの設計方針にも関係してくるため、上表の重量だけが各々のスペックではありませんので、次に各モデルの特徴を紹介しましょう。

バックパックテントの種類と特徴

それでは個々のバックパックテントの特徴を紹介します。
それぞれの特徴を把握し、各モデルのスペックポジションを確認しましょう。


テレマーク

Telemark

テレマークは最低限必要な機能と快適性を確保しつつ、可能な限り軽量化に挑戦したテントです。

(画像出典:Amazon)

インナーポケットやベンチレーションなどの装備と、ドアパネルをタープのように使うことが出来る機能などが備わり、寝るだけのスペースだけでなく、雨天時でもなんとか活動出来る構造が備えられています。
大きめのメインポールにより室内空間にも余裕が作られているため、デュオでのテント泊にも対応出来るモデルです。

サイズバリエーションは1人用と2人用があり、ウェイトバリエーションはポールにフェザーライトが用いられたLWと、カーボンポールにより軽量化されたULWの2種類用意されています。

サイズ ULW LW
1人用
2人用
3人用
770g
880g
830g
950g

ロフォテン

Lofoten

ロフォテンは軽量化とコンパクト収納を最優先に、極限まで機能が削ぎ落とされたモデルです。

(画像出典:Amazon)

1人用の総重量はわずか565g。
非常に短いポール技術で、収納サイズも11×22cmと重荷になりません。
極限までパッキングを突き詰めるには最適なテントでしょう。

サイズバリエーションは1人用と2人用があり、ウェイトバリエーションはULWのみです。
フライには非常に薄い7デニールのリップストップシルナイロンが使用されており、強度と撥水性にを確保しながらとことん軽量化を追求しています。

サイズ ULW
1人用
2人用
3人用
490g
500g

オップランド

Oppland

オップランドは古典的なトンネルテントです。

(画像出典:Amazon)

広い前室と、前後に大きなベンチレーションを構えるフォルムが特徴です。
これにより悪天候時でも活動の幅が広がり、前室での料理にも対応出来ます。
機材の運搬が必要なトレッキングでも前室に収納することが出来るため、ロングトレイルにも活用できるモデルです。

サイズバリエーションは2人用と3人用があり、ウェイトバリエーションはシルナイロンとフェザーライトを組み合わせた基準スペックSIに加え、細部の構造を削ぎ落とすことで軽量化を実現したLWレベルが用意されています。

更に生地をポリウレタン製に変えたPUレベルも揃えられ、こちらもデュオキャンプなどで人気があります。
非常に使い易いフォルムのため、様々なシーンで活用できるモデルです。

サイズ LW SI PU
1人用
2人用
3人用

1,730g
1,980g

2,900g
3,300g

3,400g
4,200g

ハッランド

Halland

ハッランドは中型の前室を備えるテントです。

(画像出典:Amazon)

2~3人でのキャンプや機材の多いキャンプを想定したオップランドに対し、最小限の荷物で行動するシチュエーションに対して快適性を考慮したモデルです。
オップランド程の前室の広さは不要だが、雨天時の調理スペースや作業空間が欲しい場合に最適なサイズで、幕内の活動スペースを残しつつも最小限に削ぎ落とすことで収納性にも優れます。

サイズバリエーションは2人用のみで、ウェイトバリエーションはLWとPUの2種類となります。

モデルポジションはロフォテンとオップランドの中間にあり、必要な前室の広さに合わせて選択すると良いでしょう。

サイズ LW PU
1人用
2人用
3人用

1,500g

3,000g

スヴァルバード

Svalbard

スヴァルバードはインナーテントにフライを覆いかぶせる設営タイプのテントです。

(画像出典:Amazon)

非シンメトリー構造を取ることで、コンパクトな設置面積にも拘らず前室が確保されたモデルです。

インナーテントのみを独立して設営出来るため、気温が高い時には装備を減らすなどの対応もとれます。

サイズバリエーションは1人用のみ、ウェイトバリエーションはSIとPUの2種類用意されています。

サイズ SI PU
1人用
2人用
3人用
1,700g

2,000g

まとめ

nordiskのバックパックテントについて、各テントの特徴やバリエーションなどは把握できたでしょうか?

nordiskはそれぞれのモデルに対してしっかりとした設計方針のもとに作り込んでいて、ターゲットシーンに対するサイズや重量、機能の差別化が行われています。

だからこそユーザーも使い方やスタイルをしっかり見定め選択をしないと、最適なテントに出合うことが出来ません。

特にバックパックテントは優先としているスペックと使い勝手のバランスがくっきりと線引きされるため、バックパックテントを選ぶ際は使用シーンをしっかりイメージしてください。

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