ガソリンバーナーの中で絶大な信頼を得るMSRのウィスパーライト。
燃料ボトルと分離できるため積載し易く、ハイクギアとしても高い人気を誇るロングセラーストーブです。
しかし、そんな有能なウィスパーライトにも長年ユーザーを悩まし続けるひとつの課題があります。
今回はウィスパーライトの課題をズバッと解決する100均アイテムを紹介しましょう。
ウィスパーライト用収納ケースの課題
ユーザーを悩ますウィスパーライトの課題。それは携行時の入れ物です。
ウィスパーライトには元々スタッフバッグ(収納袋)が付属しますが、柔軟性のある収納袋ではザックやコンテナボックスに押し込まれた際にウィスパーライトが負荷を受け、特に燃料チューブが破損する恐れがあります。
そんなリスクからウィスパーライトを守るために、多くのユーザーがハードケースを求め、その中でひとつのハードケースが脚光を浴びています。
EPIgas / イーピーアイ
APSA-III ストーブケース
歪な収納形態であるウィスパーライトをすっぽり収納する丁度良いサイズ感で、且つ本体と共に備品も収納出来るため多くの支持を得ています。
ただこのEPIのAPSA-III用ストーブケースにもひとつの課題があります。
それは密閉性です。
ウィスパーライトもウィスパーライト・インターナショナルも、使用後は長時間に渡りガソリン臭が漂います。
特にスタンダードモデルのウィスパーライトは加圧排液できないため、使用後にチューブ内の燃料を抜ききることが出来ません。
EPIのAPSA-III用ストーブケースはプラスチックのケース同士が覆いかぶさる構造なので、ガソリン滴が残っていると隙間から臭いが漏れてきます。
ハイクなどザックで携行する場合には、漏れ出たガソリン臭がザック内に広がり、ザックや衣類などに付着するため気になる方は耐えられないでしょう。
対策としてはウィスパーライト本体やケースをビニール袋に入れる方法がありますが、二重に収納するのも手間だと感じる方には次の製品をおすすめします。
おすすめの収納ケース
Seria / セリア
D-5642 なるほどパック 小麦粉
110 |
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サイズ | W165×D101×H144mm |
容量 | 1.5L |
100均ショップ「セリア」で手に入るケースで、小麦粉を収納することを目的に作られたタッパーです。
湿気に弱い小麦粉用のケースなので、このタッパーの密閉性は問うまでもありません。
気になる収納性は次の通りです。
バーナーにホースを固定した状態でケースサイズにピッタリ収まり、ケース内でバーナーが暴れることがありません。
高さは良いか悪いか余裕があるため、ポンプや小部品などを収納する余裕があります。
ケースの占める体積はEPIのAPSA-III用ストーブケースとほぼ同等です。
コンテナボックスに収納する際などR部がデッドスペースになる場合には多少大きく感じるかもしれませんが、角ばっていないためザックへの収納には適しています。
外観アレンジ
収納性は大変有望な小麦粉タッパーですが、この小麦粉タッパーを素で持ち歩くのに抵抗がある方もいると思います。
対策としてステッカーなどでドレスアップするのも良い案ですが、このタッパーはウィスパーライトのスタッフバッグにシンデレラフィットします。
縦横高さ、いずれも余すことのない丁度良いサイズなので、まるでウィスパーライトの専用ケースのように携行することが出来ます。
収納性、外観、そして何より110円という格安ケースなので、これから手にする方は一度検討してみてください。