ナスDこと友寄隆英さんが某番組で紹介したパラコードを編んで作ったミサンガ。
アクセサリとして身に付けられるだけでなく、非常時には丈夫なロープとして活用できるアウトドア好きには魅力的なアイテムです。
この記事ではパラコードで作られたアクセサリと、パラコード1本で編むミサンガの作り方を紹介します。
パラコードアクセサリとは
パラコードとはパラシュートに用いられる非常に強度の高いロープです。
耐荷重は100kgを優に超え、空の上で人を支える役割を担います。
パラコードアクセサリは強度の高いパラコードを編み込み作られたアクセサリで、非常時の備えとしても役立つアイテムです。
まずは市販されているアクセサリを紹介しましょう。
北欧スウェーデン発 The Friendly Swede
パラコードブレスレット
パラコードアクセサリはファッションアイテムとしてだけでなく、非常時にはロープとして活用することを想定したアイテムです。
そのため、いざという時には簡単にほどくことができ、そしてある程度の長さのロープとなることが求められます。
実際に自分で編み込むのであれば、実用性を備えたものを作りたいものです。
そこで今回は、3m程度のパラコード1本を用いたミサンガの作り方を紹介します。
パラコードミサンガの編み方
まず3m程度のパラコードを準備します。
パラコードの切断面はほどけやすいため、火であぶり、溶かして固めます。
パラコードを半分に折り、折り曲げた側を基準にミサンガの長さを決めます。
今回は腕(手首)に取り付けたいと思いますので、折り曲げたパラコードを腕に巻き付け、1周分の長さを測ります。
腕周り1周分の長さのところにパラコードと同じ太さの棒または紐を当て、折り返します。
このまま編み込んでも構いませんが、編み始めの部分が緩みやすいため一度結び目を作っておきます。
中央の2本のパラコードを芯にして、左右のパラコードを順に編んでいきます。
右側のパラコードは、芯の下を通して左側に輪を送ります。
次に左側のパラコードは、下からその輪に通し、そして芯の上を通して右側に輪を送ります。
右に輪を送ったら、左側の輪を締め込むために下図の2本のコードを引っ張ります。
右側のコードは上から輪に通し、芯の下を通して左側に輪を送ります。
下図の2本のコードを引っ張り締め込みます。
同様に左右のコードを順に編んでいきます。
時々編み込み部を編み始め方向に寄せ、締めます。
こうすることで、よりきつく、長いコードを編み込むことができます。
芯の先端が少しだけはみ出る程度まで、繰り返し編み込みます。
次に末端の処理を行います。
右側のコードを上から輪と芯に通し、2本のコードを引っ張り締め込みます。
続いて左側のコードも上から芯に通し、しっかり締めます。
編み始め側の棒または紐を取り外し、2本のコードをそれぞれの輪に通します。
腕に通し、2本のコードを引っ張って長さを合わせます。
丁度良い長さのところでコードに結び目を作り抜け止めをします。
輪が大きく抜けてしまう場合は、結び目を大きくするか、2本のコードを結びつけましょう。
余った部分を切り取って熱処理をすれば完成です。
今回使用したパラコードは耐荷重250g、太さ4mmです。
きつく編み込んだミサンガの幅はおよそ18mmになります。
女性や子供向けには少し太いため、3mm又は2mmのパラコードがおすすめです。
是非 挑戦してみてください!