焚火に映えるキャンプ飯を。パエリア鍋が今熱い!

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キャンプのルーチンに慣れてきて時間配分が出来るようになってくると、次に力を入れたくなるのがキャンプ飯です。

キャンプ飯では料理のレパートリーもさることながら、拘りの調理器具を使いこなしているキャンパーには憧れますよね。

そんな時におすすめの道具がパエリア鍋です。
その名の通りパエリアを作るための鍋(パン)ですが、それだけではなく、おしゃれな料理から手軽な料理まで幅広く行える汎用性の高い道具でもあります。

今回は、パエリア鍋で作れる料理とおすすめのパエリア鍋を紹介しましょう。

パエリア鍋/パエリアパンとは

パエリア鍋はスペイン料理のパエリアを作るための鍋です。
鍋と言っても日本の土鍋の様な形ではなく、一般的に底は平らで数cm程度の深さになっており、どちらかと言うとフライパンに近い形状のため、パエリアパンとも呼ばれます。

(画像出典:Amazon)

パエリアはお米を鍋の中で焚き上げ、最後にパリッとしたおこげを作る料理です。
そのためパエリア鍋は薄く広げたお米に万遍なく水分を行き渡らせると共に、火力の変化に敏感に反応しなければなりません。
火力への応答性を上げるため、パエリア鍋は丸く、平たく、薄く作られています。

パエリア鍋の使い方と注意

パエリア鍋は、料理の種類に合わせてフライパンのようにも鍋のようにも使用することが出来ます。
もちろん直火で使用できますので、キャンプでは焚火やバーナーでの調理が基本スタイルになります。
素地の厚みが薄いため、炭火のような高温の熱源からは少し距離をとって料理しましょう。

また鉄系のパエリア鍋の場合は、使用後の錆の発生を防ぐために防錆処理が必要です。
物によっては初めて使う前にシーズニングが必要な物もあるため、使用前にパエリア鍋の説明書をよく確認しましょう。

丁寧にケアしてあげることで何年も使うことが出来る調理具なので、大切に管理してあげてください。

パエリア鍋で作れる料理

パエリア鍋が最も得意とする料理はもちろんパエリアです。
パエリアの作り方はwebで検索するとたくさんのレシピが出てきますので、自分の味覚や作り方が合うもの選ぶと良いと思いますが、初めてパエリアに挑戦する方にはFOODIEさんのレシピがおすすめです。

お家で簡単! フライパンで本格パエリアレシピ。プロの作り方は米を洗わない&炒めないが正解 | 三越伊勢丹の食メディア | FOODIE(フーディー)
レストランのシェフがフライパンで簡単に作れる本格パエリアのレシピを伝授!「米は炒めない、炒めない」「蓋はしない」など、プロならではのコツが満載です。パリッとしたおこげに魚介のエキスがギュッと詰まった美味しさを、お家で簡単に再現できます!

はじめは水の量が多くて心配になりますが、お米に具材の味が凝縮され、本場を知らなくてもそんな気にさせてくれるパエリアが出来上がります。

お米の芯が残って気になる方は、弱火時に蓋をするとふっくらさせることが出来ます。
蓋をする場合は、水分量を少し減らしておくとべたつきが抑えられますよ。

因みにキャンプでパエリアを作る時に最も気を付けなければならないことは、パエリア鍋を水平に置くことです。
お米に水が均等に浸らないと炊き上がりにムラができ、おいしく仕上がりません。
火に掛ける前に水などでパエリア鍋が水平に置けることを確認してから調理すようにしましょう。

パエリア以外に作れる料理

パエリア鍋はフライパンと鍋の中間の様な調理具です。
キャンプで定番の焼きそばや炒め物などの、フライパン料理であればほぼ何でもこなすことが出来ます。

また蓋を用意すれば、酒蒸しやアクアパッツァ、ピザなども作ることが出来ます。

人気のアヒージョも作ることが出来ますよ。

パエリア鍋が苦手な料理

パエリア鍋は熱の応答性に優れる故に、蓄熱性は高くありません。
そのためステーキやお好み焼きなど、安定した熱で旨みを内部に凝縮するような調理は苦手です。

これらの調理には、蓄熱性の高い分厚い鉄板に軍配が上がります。

鉄板料理には反り難く蓄熱性が高い『分厚い鉄板』がイイ!
キャンプ飯の定番でもある『鉄板料理』。その味を大きく左右すると言われる鉄板は、ずっしりと重い方が良いとされています。重量のある鉄板は比例して蓄熱性に優れ、食材を美味しく焼き上げる特徴を持ちます。今回は蓄熱性と美味しさとの繋がり、そして鉄板料理に適したおすすめの鉄板を紹介しましょう。

然しながら、パエリア鍋でお肉や炒め物などの調理が出来ないという訳ではありません。
火力をしっかり制御すれば、ステーキでもお好み焼きでも作ることは可能です。

但し、アウトドアでは気温や風の影響もあり、火力をこまめに調整することが難しいので、万能型調理器具としてパエリア鍋を使うのか、こだわりの焼き上がりを求めてステーキだけは分厚い鉄板を使うのか、それはあなたのスタイル次第です。

厳選 万能パン「パエリア鍋」

それではおすすめのパエリア鍋の紹介です。

パエリア鍋にはひとり用から多人数用まで多くのサイズが用意されています。
下記サイズリストを参考にお選びください。

パエリア鍋のサイズ

  • 20cm程度:1人前
  • 26cm程度:2人前(1合)
  • 30cm程度:3人前(2合)
  • 34cm程度:4人前
  • 36cm程度:6人前
  • 40cm程度:8人前

EL CID


パエリアパン

(画像出典:Amazon)

本場スペインで愛用されるパエリアパン。
水分と油分を効果的に具材に行き渡せられるエンボス加工が施されています。
初めて使う時にはシーズニングが必要です。
調理後はそのまま食卓に乗せられるおしゃれな持ち手もポイントです。
サイズも豊富で、人数に合わせやすいのも魅力です。

3,850(34cm)

素材

CAPTAINSTAG / キャプテンスタッグ


ギブソン丸型グリルパン40cm

(画像出典:Amazon)

大型且つ深さのあるパエリア鍋。
アクアパッツァなど具材が大きくスープがある料理にも対応します。
購入後しっかりとラッカー塗装を剥離させないと調理には使えないため、使用予定がある方はシーズニングの期間を考慮しておきましょう。

4,950(40cm)

素材 鉄(1.6mm厚、表面クリアラッカー塗装)

パール金属


ラウンドパン

(画像出典:Amazon)

シリコンコーティングが施された、錆びに強く焦げ付き難いパエリアパン。
美しいラウンド形状と高級感のあるクロムメッキの取っ手がポイント。
3サイズの展開と、何と言ってもコスパの良さが魅力です。

1,642(27cm)

素材 本体:鉄/シリコーン樹脂塗装
取っ手:鉄/クロムめっき

ファミリーサイズになると家庭用コンロではなかなか使えないパエリア鍋。
焚火との相性が良く、キャンプならでは調理に浸れるところも魅力です。

キャンプ料理はキャンプの一大イベントです。
この時間をより楽しむために、パエリア鍋を是非お試しください。

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